2/2
子を保育園に送った帰り、オイコス30円引きのクーポンレシートを握りしめてセブンイレブンに行ったのにぼーっとして使うのを忘れてしまい、定価のオイコスと新しい30円引きクーポンを手にして帰宅することとなった。疲れているのかもしれない。
2/3
節分ということで妻と子と近所のスーパーに恵方巻きを買いに行った。いつからできた慣習なのかわからないが、普段は食べない太巻きを年に一回食べる機会となっている。具沢山の太巻きは普通に良いお値段がして、それに釣られて色々と惣菜をつけると軽い外食レベルの支払いになってしまう。恵方を向いて食べるというようなことは面倒で守らないが、毎日の献立を考えるのが面倒な労働者にとって今日はこれを食べれば良いですよと決めてくれるのは助かる。
2/4
出社してランチに少し歩いたところにあるチェーンのラーメン屋に入った。醤油ラーメンを注文。子どもサイズかのような少量の麺と、お湯の味がするスープでこれで890円かと驚いた。インフレのこのご時世にオフィス街でこの値段だからまあ安かろう悪かろうなのだとは思う。
仕事が暇だったのでランチ後近くにあった大きな本屋をぶらぶらして帰ったらちょっとしたインシデントが発生したので慌てて応急処置をするなどしていた。
2/5
質問に答えない、アイディアを出さない、現状を共有しない、提案を業務命令と混同する、周囲に確認せず危険な操作を実行してしまうというジュニアに四苦八苦している。特に質問にダンマリだったり、チームやサービスをよくするためのアイディアを出せないというのは致命的で、作業だけなら今後AIが全部やってくれるようになるだろう。義務教育じゃないので成長の機会は与えるけど、期待する水準に至らない場合は容赦なく出ていってもらうつもりである。まあそこまで強い権限は持っていないのだけど。
2/6
野崎昭弘の『不完全性定理』を読んだ。
不完全性定理はゲーデルが20世紀に証明した非常に有名な定理で、自然数の理論を含む数学的体系には、自身もその否定も証明できないような命題が存在する、というものである。平たくいうと数学の中に証明も反証もできないようなものが存在するということを表していて、世間ではこれをもって人間の知性の限界が示されたなどど言われることもある。それはまあ定理の世俗的な解釈なのでどうでも良いことではあるが、大学生の時に記号論理学に興味があって授業を受けたりもしたのに不完全性定理はちゃんと理解できないままに終わってしまっていて、もう一度学び直そうと思い手に取った。
この本は不完全性定理に至るまでの、数学の公理化や形式化をユークリッドの時代から解説していて、無味乾燥になりがちな記号論理学が生まれた背景がよくわかるようになっている。一般向けの本なので定理の証明が詳しく書いてあるわけではないが、技巧的な部分(ここにゲーデルの天才性が垣間見えるのだが)に入りすぎずに概略が追えるようになっている。証明では「この論理式Gは証明できない」という論理式G(いわゆるゲーデル文)を構成する。Gかその否定が証明できると仮定すると矛盾が生じるので(それはGの定義から直観的にわかるだろう)、どちらも証明できないことになる。
面白いのは、このような自己言及を含む命題はパラドックスを起こしがちなので議論に入らないよう前提を整えるものなのだけど、ゲーデルは論理式を自然数(ゲーデル数)に一対一に対応づけるというアイディアを考案して、論理式を自然数に引きずり落とし自己言及的な文を作ってしまっていることである。賢い。ゲーデル文は一見、自己言及のパラドックスに見えるが、ゲーデル文が証明できないとすれば正しいので、何も矛盾はない。ゲーデル文の構成をきちんとやるのはものすごく大変なので解説書だと省かれがちだが、この本ではエッセンスを取り出して構成のあらましまで書いてあるのも良い。全体的に平易な内容なので、学生時代に不完全性定理に挫折したことのある人にはおすすめである。
2/7
『MONKEY vol. 36 特集 オーイン・マクナミーという謎』をやっと読み終えた。
載っている短編はどれもよく、特に『ノース・ロード』と『彗星』は素晴らしかった。
オーイン・マクナミーは北アイルランドで生まれたカトリックである。北アイルランドはイギリス領ではあるが、アイルランドとの間で領有問題が度々発生している。また、北アイルランドではプロテスタントがマジョリティであり、カトリックはマイノリティとして差別的な扱いを多く受けているらしい。このような背景を知った後で読むと、小説中にたびたび描かれている、搾取・犯罪・女性への暴力・家族の崩壊のような陰惨とした光景がより生々しく感じられるようになる。こういう歴史や民族・アイデンティティを背負ったものは文学だなぁと思う。
2/8
都内は雪。雪国育ちなので、雪が降るとどうしようもなく精神が引きこもりモードになってしまうが、なんとか子どもを近くの広場で遊ばせたりした。衆議院選挙の投票へも行った。今後世界はどうなっていくんだろうか。