こんにちは、目醒ねむるです。
ちょうど最近思ったことがあったので、少し書き出してみようと思います。
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⬆️最近うちに来たBaba Is YouのBabaのぬいぐるみです。よくわたしの音楽制作のお手伝いをしてくれます。
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最近思ったこと。それは物事のステージが進むスピードについて。
たぶん自分のいる界隈に限らずなんじゃないかなぁ、と思うのですが、だんだん若手の才能/クリエイターが出現する頻度が高くなって、『若いのにすごいクオリティ(技術)を持っている』とか、そんなハイレベルな事が求められるようになっていて、必然と年齢を重ねることに焦りを感じたり、未熟な自分に腹を立てたり……なんだか生きづらいなあと思います。
わたし自身は4歳の頃からエレクトーンを習い、今年で25歳になりました。ので、音楽歴としては約21年とかなんです。でも、高校で吹奏楽部に入るまで楽譜はまったく読めなかったし、音楽の専門学校に通ったけれど、音楽理論は卒業するまでずっと赤点でした。つまり、よくある歴だけ地味に長くなってしまった、典型的な残念タイプです。(悲しい)
作曲自体は専門学校入学とほぼ同時、つまり2017年頃から始めました。なので今年で7年くらい。ボカロPとしては今年の10月で3年目。なんだかごちゃごちゃしていますね。
もうちょっと細かく話すと、YouTubeチャンネル登録者数が投稿をはじめて丸3年で約1,000人行くか行かないか(行ったらいいなレベル)。本当にカメさんくらいのゆっくりペースでトコトコ歩いてきました。
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石の上にも三年。物事の向き不向きを決める言葉として、よくいわれるひとつ。
しかし、最近わたしはこの言葉を向き不向きを決めるというよりかは、『本当に自分が続けたいことなのか』を見極める言葉(期間)に感じています。
なぜならば、時代が時代なだけに、才能が有り余るほどいます。そんな中で、『3年で成果を出せなかったら辞めてしまおう』これってあまりにも勿体ないなって思うんです。
負け犬の遠吠えと思われてもやむを得ないですが、3年って本当に短いです。学校生活がだいたい3~4年前後で終わる。あの期間、本当にあっという間じゃありませんでしたか?まったくその通りで、3年という期間は本当に短く、その中で向き不向きを推し量るにはあまりにも乏しい時間だと思うんです。
この才能が溢れる世界で『3年で成果を出そう』『向き不向きを決めてしまおう』こんな風に自分を限定的に捉えてしまうのは、あまりにも不憫ですし、それこそ自分の伸び代を狭めてしまう行為に感じます。
2019年から2020年にかけて、わたしにもいわゆる『沈黙期間』というものがありました。スランプですね。まったく音楽が書けず、毎日が絶望的で、この世の終わりかと思いました。
けれど、ボカロPを始めた2021年から現在までは時折スランプっぽくなりつつも『まあそのうちまた書けるようになるやろ』の精神でなんとかここまでやってきました。
そして今年はめでたく3年目を迎えるわけですが、個人的にこれからが始まりなのかなあと感じています。
約21年間音楽を好きでいて、約7年間で音楽を紡いで、約3年間で少し遠くの方に音楽が届くようになる。音楽を紡いだ約7年間を考えると、約1/2のペースで遠くに橋がかかることがわかった。じゃあもう3年くらい過ごしたらどこまで行けるのだろう?そんな風にわたしはワクワクしています。
約3年いうても、あまりにも驚きと輝きに満ちた3年間でしたので、もう3年では少し考えられないような出来事も起きてくるんじゃないかなってプチ期待しています。ちょっとだけね。
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みんながみんな、同じように行けば同じように上手くいったり失敗したり、そういうのが人生ってものだと思いますが。たぶん、こうやって書くのも自分を納得させたりおまじないみたいな意味もあるかもしれないですが。またなにか思ったら書きにこようと思います。音楽は楽しいぞ。
目醒ねむる