テキストゲームの一環としてswitch版の乙女ゲームをいくつかやっているのですが
そうすると普段創作物に対してこれはもう無しでは?と感じてるような表現に度々ぶつかり
これはどうなんだ?いいのか?と思いつつ、感覚としてはそれらの問題に見える点を脇に置いておけば
言うなれば昔の少女漫画を読んでいるんだなと思うとまあ普通に読めてしまう
読めてしまうので、どうなんだろうと思いつつ楽しんでいます
自説を曲げてまでなんで読むねんというと、恋愛特化のゲームは没入感があって面白いからです
基本的にテキストゲームは大体好きでギャルゲーもやります
そちらも似たような問題を感じる事はあるんですが、ギャルゲーの場合例えば成人向けになってしまうとモラル的には何でもありなのでもっと露骨に脇に置いてる感覚です
はっきり言えば性欲で楽しむものにモラルを説いてもしょうがないんじゃないか?(悪いことは分かっていて楽しんでいるのだから)という感じ
翻ってじゃあ乙女ゲーだってそうだろ、になるかというとなんかならない
何というか楽しむ部分そのもののためにモラルを引き換えにするのはわかるんですが
乙女ゲーて言うなれば夢の世界なのだから何書いたっていいわけなのに、社会規範とか道徳的正当性に縛られてあんまり楽しくもない要素が入り込んできてしまっているという感覚なのですよね
自分はフィクションの倫理観めちゃくちゃ人間なのでもっとめちゃくちゃな話でもいいのになと思う
でもそのような正当性に縛られた男女の物語なので、彼らにとってはこれが最高の幸せなのだと思いながら読んでます
読んでる間は夢中になっているので難しい事をずっと考えてるわけではないんですが、まあ脇に置いてるという感覚はずっとある
どこかで見たような言葉で言えば性役割を内面化しすぎているなーと感じながら
そんなねじれた事を考えながらやっているのはなんかあまり健康によろしくないのでやらなきゃいいんですけどやると楽しいのでやってます
スタンスが宙ぶらりんのままやっている感じがずっとしてるので、答えを見つけたいなと思ってはいるのですが落とし所が見つからない
そんな風に都度都度考える事も無意味ではないといいなと思いつつ