


前回の反省点を踏まえて画質を落としてアップしてみたら、いくら何でも画質が悪すぎる気も…どことなくレトロ加工したみたいに…なってる??難しい。
そんなに丁寧に描かれたものではないにしろ、アナログで描いたものを写真に撮っているわけで、さすがにデジタルで描いたものの画質を落とすのとは違いが出るのだな。顕著に色が変わってしまっているし、あきらかにガサガサしている…まあいいや。これはこれとして残しておくことにする。
しばらく屋外スケッチをする気分じゃない期間が長く続いていたんだけど、ようやく最近、また外で描きたくなってきた。
なんで描く気が起きなかったかを考えてみると、冬場は外で描くには寒すぎる。5分くらい?といえど、手袋を外して描くと手がかじかんでくるので難しい。そして厚着していて身動きしにくいのが原因なのではないか…そして習慣がなくなっていく??
冬場に限らず、外出してカフェでなどで描くにしても、よっぽど腰を落ち着けられ、また周囲の目が気にならない場所を見つけられたらという条件でしか描いていないので、なかなかにチャンスは少ない。
とにかくこれから、ノートとペンを持ち歩くように頑張る。
それと、ジェスチャードローイングでサルサのダンサーさんを描くワークショップにて、気に入ったものが4枚できたので、2枚を1枚の画像にまとめた。


ずっと踊り続けているダンサーさんが、とても楽しそうに踊っていた「あ、今!ここ!楽しそうだな!」という瞬間を記憶に留めて描けたと、初めて自分で思えたのがこの4枚だった。
ダンサーさんはモデルとして、ダンスの止まりやすいところでポーズを止めてくれる。そうすると必然的に、足を浮かせるポーズなど、1分なり40秒なり静止していられないポーズはどうしても描けない。
もちろん止まっているポーズを描くのもとても大事で、人物の骨格や筋肉と、動きの流れを瞬時に捉えて手を動かす練習になるし、ダンスの一部を描くわけだから、ダンスがどういうものかを理解したり、手を慣れさせることにもなる。
ただ、踊っている最中の動きを捉えて描こうとすると、流れを見つつ、瞬間を記憶し、少し描いて、そのポーズにまた近づいた時に再びとらえて続きを描くか、記憶を引っ張り出して描き続けるしかない。
動画を静止して描けばそれなりに正確に描けたりもするんだけど、それだとなんか、言語化できない違和感が出てしまうなあと思っている。私の技量不足ももちろんあるんだけど、動き続けているものを描くことで出る躍動感などがあるのだよな…と思ってる今日この頃。
ロード・オブ・ザ・リングのイメージ画を描いたアラン・リー先生も本の中でこう言ってて、
動いているものを描くことには本質的なむずかしさがある。モデルに一瞬のドラマティックなポーズをそのままとりつづけてもらおうとすると、どうしてもぎこちなくなったり、間延びした感じになる。また動いている人物の写真をいくら忠実に鉛筆でコピーしても、どこかちがうという印象がかならずのこる。
「わかるわー」と僭越ながら共感した。
「ああ、そういえば、ジェスチャードローイングってこういうものだ!」というのが、初めて実感できたような気がする。
驚くべきことにこのblogを始めて一年半くらい経ってて、去年も同じタイトルの記事があったりするから、これからはタイトルに年表記も入れることにしよう。
街でのスケッチ、ジェスチャードローイング、そしてblogを書くことがライフワークになっているということでもあり、これは喜ばしい。