最近ナルニア国シリーズを読了した。ペベンシー家の四きょうだいが異世界を冒険する『ライオンと魔女』から始まり『さいごの戦い』に至るまで、どの巻も楽しく時に緊張しながら読んだ。「悪」が本当に恐ろしく描かれていたので…。でもなんといってもアスランという魅力的な存在に、本に登場する少年少女たち同様心を掴まれてしまった。『魔術師のおい』でディゴリーがアスランに思わず願い事をするところは、全巻を通してとくに好きなシーンです。
私は中学1年生のときから読書記録をつけ始めた。それからもう20年近く続けている。途中何度も記録するノートを変え、その度に書き換え、そのせいで写し漏れたり意図的に写さなかったりして、現時点で773冊の本を読んだことに(今の記録では)なっている。
そんな読書記録の記念すべき(?)第1冊目は、トールキンの『指輪物語』だった。大人になった今読んでもきっと難しいだろうと思うのだけど、中学生にあがったばかりの私にその文章は難しくて長くて、正直よくわからないまま、やっとの思いで『王の帰還』まで読破したことを覚えている。でもこの読書体験がその後の(偏りはあるにしても)「本好き」な私を作ったのだと思う。
さて、今回読んだナルニア国シリーズは新潮文庫から刊行された新訳で、とても読みやすかった。そしてあとがきを読んで、作者のC.S.ルイスがトールキンと同僚だったと知って、この読書記録のことを持ち出したのでした。20年、ずいぶん遠いところまで来てしまったなと思うと同時に、私は今でも本が好きで今でもファンタジーを読んでいる、というのは結構素敵なことかもしれない。