40歳になった。
久しぶりにダイエットをしている。
ここ数年毎年1キロずつ体重が増えてきており、それに対して危機感を覚えることもなくむしろ「別にどうでもいいや」と投げ遣りな気持ちになっていた。
もともと下半身に重量がある典型的ウェーブ体型のため、試着もせずオンラインでひとつ大きいサイズのパンツを買い、楽だからという理由で下着もLサイズかLLサイズ。マキシスカートとスニーカー、私が生きている間はずっと流行っていて欲しい。
金銭的な理由で細々と自炊はしているものの、食べたいものを食べ、酒を飲み、適当で自堕落な暮らしを続けていた。もちろん運動などという高尚な行為はほとんどしない。体重計は洗濯機と壁の間にしまわれたまま静かに埃をかぶっている。
年明けの健康診断で久しぶりに体重を計ると、「あーーーー」という数値だった。別に自己最高とか太り過ぎとかいうわけではないが痩せているとは言えない数値。BMI21半ば。
うーん、久しぶりにちょっと体重を落としてみようかな、と思った。なんとなく常に身体が重いし。
10代〜20代前半にかけて摂食障害だったので、ダイエットには苦手意識がある。短期間に無理やり10キロ痩せて、15キロ太ったこともある。泣きながら甘いものをたくさんお腹に詰め込んだこともある。のめり込まないようにしなければ。
なかなか他人に話す機会のないダイエットの記録を、これからここに残していこうと思う。劇的なことはおそらく何も起こらないけれど、もしよければお付き合いください。