黄金最後の討滅戦を前に、今の思ったところをメモ。討滅戦終わってエンドロールまで見たらいろいろ変わるかもしれないし、全てはシナリオチームの計算通りで後から手のひらぐるぐるするかもしれないので、とりあえずのお気持ち。
当然ネタバレだよ!
全体的なお話
全編通して 「想いや実績を受け継ぐ」 「親から子への受け継ぎ」をテーマにしてたと思っています。
前者は、 そもそもの継承の儀の内容
後者は、 グルージャジャと3人の子供たち、 ゾラージャとグルージャ、 クルルの両親、 エレンヴィルとカフキワなど
わたし自身、親を見送る立場になる時期が近づきつつあるという年齢なので、死んでしまった人と再会する、思い残したことを叶える、というような話は正直、けっこうしんどかったです。ただ、それはシナリオの悪い点ではなく、今回描きたかったことなんだろうなと思うので、マイナスには感じなかったかな。
ちょっと引っかかったのは、最終エリアでカフキワが永久人の代表のような立場になっていて、彼女の行動や言葉を中心に進んでよいの?という点。永久人全員が消えるのOK!と思ってはないだろうし。
とはいえ、その他に(サブクエやメインクエストで)PCたちが出会うのは消えることに未練が無い人ばかりで、結果としてスフェーンが空回りしているように見えてつらい。
スフェーンはどうにか永久人を維持しないといけないと思ってるけど、実際の永久人はスフェーンがそうして苦しむのならば消える方がいいと考えてる、という雰囲気だったりする……?それは救いがない気がする。もしかしたらエンディングまでに、ここはフォローあるのかもしれない。というか欲しい
ああそうだ、もう一個引っかかる点があった、バクージャジャはあれで許されたで終わり? ヴァリガルマンダを解き放ったのはさすがに許されざるじゃないですかね……トライヨラの危機を助けたのはあるとしてもじゃあ許す!とはちょっと気持ちがなれないですよ。周辺に悲しい話と犠牲があったにしても、ちょっとそこは優しすぎるというかバランスよくないのかなとは思いました
前半後半で雰囲気の違い
前半の継承の儀については、(長めのお使いなので)まあ人を選ぶだろうなーぐらい感じつつ、わたしは割と楽しく見てました。風景がこれまでのFF14の中ではあまりなかったような雰囲気だったので、旅をしている感が強めに感じられてとても楽しかった!
後半はいきなり西部劇?となって、あぁ、そうか、これは南北アメリカ大陸がモチーフだったわ(そういえばオルコパチャはアンデスか)となって、さらにエレクトロパンク?な雰囲気になってここまでとだいぶ異なった雰囲気になって、ちょっと戸惑いがありつつも楽しかったかな。
ただ、継承の儀でも北側に行きたかった……連王の足跡が南側でしか語られてない点(法の遵守を持ち込んだのはコーナだっけ?)は、ちょっとバランスの悪さを感じていました(これについては、もろにシナリオ展開の都合も感じられて、黄金で二番目によくないと思った点)
ウクラマトという主役の好き嫌い
わたしはウクラマトはかなり好きなタイプのNPCなのでそこはプラスしか無いです
基本的に一貫している(知ることが大事だと認識してからは、まずはそれを貫こうとする)
自分の立場を自覚して行動している(どう見られるか、どう伝わるかに自覚的)
前向き(落ち込んでも引きずる期間が短い)
言葉遣いがやや乱暴(仇を取る、と言いそうなところで、落とし前を付けさせる、と言ったのが印象的)
と言う感じで、わたしにとっては好ましく見える点が多かったです(乗り物関連はちょっとしつこいとは思った……そこ以外は全然気にならなかった)
こういった点が逆に優等生的、また物語にとって都合がよすぎるキャラクターだ、と見て取ってマイナスに感じられたらやっぱり黄金のシナリオは好きじゃ無い、になってしまうかな……
傍観者のヒカセン
これもまあ今回のシナリオは「手伝いついでに冒険」で始まり「物語後半では巻き込まれ」という流れになっていて、主体的に決めて動く場面は少ないような印象があります。
ただわたしが思うのは、ヒカセンが主役になる物語のパーツは暁月まででほぼ使い切ったので、新たに積んでいく(伏線を貼る)必要があるだろうなと思います。じゃあ今回のシナリオでそれがうまく積めているかは……あまりここまで、うまくやれていない印象(それこそ、エンディングや7.xで描いてくれる……多分)
6.xで描かれたゼロの話でも、同じようにヒカセンは傍観者に近い立場だったとは思うんですよね(ヴリトラのお姉さんとか、かかわらないといけない理由はあったけど)そちらで悪く言う人は正直見かけなかったよう気がするから、 何が分けたポイントになるかなのかなぁ。
最終エリアのしんどさ
最初に書いた見送る側のしんどさもありつつ、それを自分で選択(行動)させる展開なんですが、これ暁月で似たことやりませんでした??
暁月では、最後に兄妹が消えた後にエンドウォーカーのバフが付いてボーカルも流れだすという、辛さと同時にそれでも先へ進まないと、という気持ちにさせる仕掛けがあったのですが、黄金ではうーん……という印象になってしまいました。
なんでそう感じたのかな……何かが違うんですが、ここは言葉に整理出来てないです。
スフェーンとの会話に解決策を見いだせない
スフェーン関係も、ここまでの話ではウクラマトが率先して「知る、会話する」を進めてきたところで相手(スフェーン)側が拒否してしまうという流れで、これまでのウクラマトの積み上げを否定する感じになってしまって、無力感が感じられました。
結局は暴力……いや、ヒカセンの存在意義はそこにあるから仕方ないけど、それだけではないというのを継承の儀を通じて、黄金のシナリオ全体を通じて描いてたと思っていたので、この展開はわたしの中では一番噛み合えなかったポイントだなあという感覚です。ウクラマトの考えも万能では無くて、結局相手のことを知っても解決策が見いだせないときはどうしようもない、ということかとは思いつつ、それこそシャーレアンの協力でなんとか解決策探る案とかできるんじゃないのー?
これエンディングでひっくり返す展開になったら「シナリオ陣の手のひらの上だった!」となるけどどうかな……もうターミナル止めちゃってるしなぁ。。。
後は細かい点
連王とはインスタンスバトルではなくて討滅戦がやりたかった! なんかいい感じに実装されないかな……
最後の討滅戦、名前が「エターナルクイーン」なのはなんかちょっとダサい……「永遠に守ります」(だったかな)にエバーキープとふりがなを打つのに、そこは単に英語……なんかもうちょっといい感じに名前付けられんかった?(もしかしたら、ここFF9要素だったり?そうだったら知らなくてすまんの……)
IDアレクサンドリアのクリア時に出てきた「鍵」に(ヒカセン側が7人呼び出すタイミングで)アゼムの紋章あったよね!(あったよね?)鍵がどこから来たかはわからないという話だったと思うけど、やっぱりアゼム、古代人に絡む話なのかな(これは7.x以降の話かなぁ)
やっぱり書き出すと不満点ばっかりあるように見えちゃう……
総じて
前半の継承の儀は気のいいNPCと楽しい旅と感じた
中盤は展開に面食らったけどそれもまたよかった
後半はいくつか引っかかる点があり、これまでの旅の否定にも見えてあまりいい感じはしなかった
というこれから完走する前時点での感想でした。不満だらけという気持ちでは全然無いし全体的に楽しかったと思ってる。ただ、最後の最後で旅を否定するように感じられてそこはさすがにうーんという感じ。
ともあれ、エンディングやら7.xやらでひっくり返してくれると期待してる!