12月15日(金)
しっとしりた朝だった。今朝も継続して散歩に行く。この頃は、この時間に歩く大人はどんな人なのかなと言うのがなんとなくわかってきたような気がする。これが習慣化されたってことかなぁと感慨深く思う。
お昼は実は昨日の晩から「近所のテイクアウト専門の海鮮丼を買いに行く」ことを目標に仕事をバリバリとやっていたのだが、いざ昼になると途端に寒くなり「今日は…やめておくか…海鮮丼…また今度にしようかな」と盛大にへっぴり腰になり、外に出て行くことを諦めた。朝歩いているのに。
開き直った心は、キッチンの戸棚をあさり、カップヌードルの期間限定品を発掘した。おお、これはいつかの時のために買っておいてかくしておいたものだ。そうだ、これは今食べるべきものだ。
キリッとした顔でお湯を沸かし、3分はかって待つ。その後一気にすするのだが、あまりにもおいしすぎてスープまで飲んでしまった。これは罪の味…金曜日にぴったりではないか。
食後は最近、うちにすんでいる食べ物探偵(息子)の第六感がとても良いので、痕跡を頑張って消した。ざっとカップを洗い、キッチン周りをキレイにし、匂いがこもらないようにドアを開けて換気を良くした。カップはもちろん目に入らないところに捨てた。
これでよし、これで家でカップラーメンを1人でこっそり食べたことはバレまい。
努力の甲斐もあり、私が一人でカップラーメンを食べた痕跡はバッチリ消えた。息子は気づかずに塾へ行った。
おお、もう少しだ、もう少しで家族全員で挑んでいる受験が終わる。もう頑張れも言えないくらい頑張っているのにこれ以上の応援の言葉が見当たらない。私の語彙力の問題だ。
そんな気持ちを持って「気をつけて行ってらっしゃい」と言って、見送った。
その後、塾からの請求書を見て口から泡を出しかけた。