3月14日(木)
夜までバタバタとしながら仕事をする。ちゃんと労働している偉いぞ、と自分を盛大に褒めながらPCを(ひとまず)ログアウトしてキッチンに向かう。もう19時を過ぎてしまったので、息子がお腹を空いているだろうと思ってしおしおと自分の不甲斐なさを反省していたところ、ウキウキと「一緒にラジオ聴く?」とiPadを持ってきながら息子がやってきた。
そうかそうか、一緒に聴いてくれるのか誘ってくれるんだなぁと嬉しく「聴く聴く!」と即答した。息子と私が大好きな歴史のラジオで、iPadを手に入れた息子は自らの持ち物でその「コテンラジオ」を聞けることがどうやらとても嬉しかったようだ。
ご飯を作りながら、一緒に「トルコ・オスマン帝国」編を聴く。シリーズもので長いので、きっとこれから何回かに分けて聴くことになるだろう。子供とまだそんな機会があることが嬉しいな(今、思春期だし)とぼんやり思いながら聴いていたら、傍から副音声のごとく息子がトルコの歴史について語り出した。ラジオを聴きながら、息子の説明を聞く。私はさらに料理をしている。耳と脳内が大爆発しそうだったが、なんとか食事を作り一緒にご飯を食べながらラジオをきいた。
しばらくラジオと(息子の)副音声を聴きながら家事をする。漫画世界の歴史を何回も読んで細かい内容まで覚えたらしい息子は、おそらく高校生の時の私よりも歴史に詳しい。「好き」というのはどこまでもすごいのだ。
夜になり、PCと睨めっこをしていると、寝る準備ができた息子に一緒に動画を見ようと誘われる。ダラダラと動画を見終わり就寝しようとすると、「国名を言い合ってどっちが最後まで言えるかクイズ」をしようとさらに誘われた。多分私は負けるのだろうな、いやいや、大人の沽券に関わる(そんなに大したものはないくせに)負けられんぞ、という気持ちが葛藤した結果「やります」と勝負を請け負った。
最初は「日本」「韓国」とアジア地域から始まり、ヨーロッパやアメリカ周辺地域を言っていたが、インドネシアやアフリカ大陸方面まで進めると、お互いにネタがなくなってしまい無言の時間も増える。ふむ、ここはどちらも性格的に引かないタイプだから私が折れるしかないかと思い「負けました」と言って勝負は終了した。決して思い浮かばなかったからではない、いや本当は思い浮かばなかったです、すみません。
明日はちょっと予習しておこうかなと心に留めて、就寝についた。