5月9日(木)
朝起きたら、すごく寒くて布団に舞い戻りたい気持ちが高まった。Apple Watchがブルブル震えて目覚めてから、実際に布団から出るまで10分のバッファを設けている。それは私の瞼が完全に上下分割して「よし、起きてやるか」といる気持ちになるまでがそのくらいだからだ。今朝は大変に難しく、なかなか起きようという気持ちになれない。このまま寝てしまうと、私は全くもって間に合うのだが、他の家族は遅刻確定だ。頑張ってなんとか気分を上げ、リビングで朝ごはんを作る。
バタバタしつつ、仕事を進める。寒い...どうしようにも寒く、キーボードを打つ手が止まる。一息ついたところで、リビングのクローゼットの中をガサガサとホッカイロを探す。あったあった、私の救世主。ということで、ホッカイロを取り出してシャカシャカと振り、温める。しばらくするとホッカイロ自体が暖かくなり、私の指先を温めてくれた。こんなに寒い日は久々だ。あまりにも寒いので、お昼はお茶漬けを食べた。ご飯を外に買いに行ったり調理したりする気力はない。
夕方ごろに息子が帰宅し、速攻で自分の部屋に入って行った。あまりの素早さに天照大神の岩戸の話を思い出してしまった。彼が部屋から出るには、部屋を出たいと思う何かが必要だろう、それはきっとご飯であると考えるに至り、しばらくして私はご飯を作りに階下へおりたのだった。