当選した手帳のことで頭がいっぱい

mihohoi
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1月11日(木)

昨年の今頃は、まだわたしも息子も夫も「受験」に対してはすごく遠くて、次の年に受けるんだけど若干他人事だったなと思い出した。

埼玉入試とは?東京入試とは?本命校からチャレンジ校…この一年でありとあらゆる関係のある文字列が頭に入ってきた。

夏頃に将棋関連で知り合った、これまたお子さんが今年受験という知人と「いやー、我々は受験耳年増になりましたなぁ、ふぉっふぉっふぉ」と将棋のイベント会場でじりじりと熱い戦いを繰り広げられている近くの、待合スペースでのんびりと語り合ったがついこの間のように感じられる。

あれから一段と気温は暑くなり、そして涼しくなり、そしてこの間ようやく冬になったと思う気温に下がっていった。まあ、半袖で過ごしている小学生も見かけるけど。

とうとう1月の埼玉入試で今まで積み重ねてきた結果が出てくるのだなと思うと、わたしが学校へ通学するのでもないのにドキドキしてしまう。

金銭的な面ではいつもドキドキしていて、つねにこの後10年近くかかる学費におびえているのだけど。

最近頭の中がこの「入試」に80%くらい容量をとられてしまって、なかなか自分のことに目を向けられない。そんなときは落ち着いて本を読んだり編み物をしたり過ごしているが、編み物は腱鞘炎っぽい痛みが走っているのですこしセーブしなければ。

そんな気持ちでお昼過ぎにメールを見ていると、すっかり落ちているつもりだった限定品の手帳の抽選がめでたく当選しており、一気にその手帳のことで頭がいっぱいになった。

わぁ、人間って面白い思考をしている。今まで考えていたことを隅っこに追いやって、その手帳を何に使おうか、何を書こうかを考えている。

きっともう少ししたらまた隅っこにやって見ないふりをしている思考を引っ張り出すに決まっているけれど、もう少しこの幸せに浸っていたいと思った。