3月3日
午前中から友人お買い物をするので、うきうきしながら起床する。人と予定があるということは、なんと楽しいことなんだ。身支度にも持っていくものにも気合いが入る。見た目は何も変わらないが、ちょっとした持ち物だったり、買い物をしやすい服にしたりと忙しなく準備をする。
6時間以上も遊び歩いて、帰宅した後は友人とスプラをプレイしたが、途中で私のSwitchがSDカードを読み込まないトラブルに遭遇してしまい、息子のみで参加していた。私はLINE電話で通話しながら、トラシューをしていたけれど、何度やっても公式から案内が出ている方法では治らずに諦めて修理依頼をすることにした。楽しそうにプレイしている息子を隣で応援していたけど、たまに近づきすぎるとハッとしたように距離を置く息子が、猫のようで大変可愛らしかった。
最近の息子は思春期だからか、猫のような行動をしている。普段はそっけなく、ツーンとしたような趣で私に話しかけたりするけれど、たまに「俺の話を聞いてくれ」と流暢に話してくれることもある。そのノリで私から話しかけると、ツーンと首をもたげて距離を置く。距離感をとるのが、なんとなく猫のようで、どうやったら尻尾を振って寄ってきてくれるのか、自然にこちらに来てくれるのか、そんなことを考えている。先日授業参観があり、子どもたちが後ろに立っている親たちにお礼を言うシーンがあったけど、その時も決して息子は私のことを見てくれなかった。「どこにいるのかは知っているし、その方向に顔を向けてはくれないけれど、目は合わせない」そんな状況に私と隣にいた友人は大爆笑をしたのは最近の良い思い出だ。
そんな猫のような息子はゲームが終わった後、スンとした表情に戻り本を読みにかけて行った。