4/16 火(リーダー目線)
プロジェクトの半年ごとのキックオフで偉い人の話を聞く。偉い人の視点を知る良い機会でいつも面白く聞いてる。みている領域が広い人ほど話が面白いし、小粒にならないのは立場がそうさせているのか、もともとそう言う人がその立場につくのか。
夜からドバイ発の飛行機に乗る。
4/17 水(洪水)
ドバイに到着。と思ったら滅多に起きない洪水に巻き込まれ、到着予定時刻過ぎてからかれこれ6時間くらい動けない。腰が痛い。
このニュース
→さらにしばらく待って、知らん空港で荷物もないまま放流されて途方に暮れた。
同じ便だった人と4人で集まって、ぼったくり料金を払いながら(背に腹は変えられぬ)タクシーで最寄りのショッピングモールまで移動。その後数時間待ってUberしたらドライバーが捕まり、ホテル到着という流れでなんとかなった。(ホテルチェックイン時になんで荷物ないの?って聞かれたけど疲れててスルーした。)
ホテルで一服して、空港に荷物を引き取りに行ったが私の荷物はなかった。1.5時間も並んだのに虚しいし、列に並んでいる人たちもみーんな疲れてて、その空気すらダメージである。
空港は停止してるけど、それ以外の都市機能は動いてるから、街ゆく人がみな涼しげな顔なのが不思議だ。なんで私だけ可哀想なの?
4/18 木(水って蒸発しないんだなぁ)
ショッピングエリアなどは水が引いているが、少し離れるとすぐに水浸しの道路に車が沈んでいる光景。電車もバスも普段の1/3程度の速度で動いているらしい。
再度、空港に荷物を引き取りに行ったが私の荷物はなかった。3時間待ったのに。
……あーーー。よし!うん!
荷物なんて初めから無かったことにして、ドバイモールで日用品を一式購入。ブルジュハリファの夜景も堪能。
王室御用達のデーツを買って部屋でゆっくりお茶したが、自分の中で心を保つために無理してる感があって、全然休めない。
もう日本帰りたい。でも果たしていつ帰れるのか?などが気になってうまく眠れない。
4/19 金(水って蒸発しないんだなぁ②)
知人と合流してビーチに行き、夜はドバイモールで食事。人と話して、ゆっくりできてやっと心がほぐれてくる…
4/20 土(水って蒸発しないんだなぁ③)
夢:本番に間に合わなくて連絡したいのにチャットもメールもうまく文章が打てない。絶望して起きたら夢だった
道はまだ水浸しだが、水没した車は7割くらい回収された。天気は良く、溜まった水に青い空が反射してプールみたいなきれいな見た目なのも不思議。
アブダビへ日帰りツアーに参加。
世界最大級のモスクと、ルーブル美術館へ。ドバイの空は雲があんまりなくて、そういう空に映える建物。今の技術と美意識でお金をありったけ使うとこうなる、という見事な豪華絢爛に、かつてなくピュアに感動する。
傷ついている時に美しいものは効果があるし、つまりお姫様が美人なのは国民のために必要なことだと納得した。
4/21 日(日本大好き!!)
夢:リップクリームをトイレに落とす
帰る直前にダメもとでもう一度問い合わせると、スーツケースを回収できた。
無かったことにしようとは思っていたけれど、やはり戻ってくるとなるとすごくほっとした。そんな大事なものが入っていたわけではないけれど。人間って自分に所属するものが、外部の理由で雑にされると、どんなものであろうと傷つくみたい。
2日ぶりの空港は大分混乱がおさまっていたけど、エミレーツの危機管理マニュアルはどうなっていたのか。ほぼ定刻で日本に帰国できて、こんなに帰国が嬉しかったことはない。
疲れた・・・。
空港機能が停止した時に何が起きるか、どういう気持ちになるか、何をしておくと良いか。経験してとてもよく理解できたぜ・・・
洪水で空港が使えなくなると:
向こう3日のフライトキャンセルになる
運が悪いと他の空港で放流される
乗り継ぎかどうかで扱いが大きく変わる
(スタッフも出勤できないからか)空港にスタッフがあまりいなくて、混乱したカスタマばかり溢れる
パニックとかは起こさないけど、しょうがないよねの空気でみんな静かに疲れていく
気持ち
周囲の疲れと混乱が伝染して怖くなってくる
時間を無駄にしている徒労感
なぜか傷つけられた感じがする
荷物がないこと、セルフケアできないことはメンタルにめちゃ響く
今後のために
機内食は不味いけど、念のためある程度は食べとく
事故にあった時は、無駄になってもいいからすぐ着替えと日用品買う
待機列では、周りの人と、やれやれのノリで会話を楽しむタイプの雑談する
4/22 月(♨️)
温泉宿にてワーケーション。
疲れすぎてて全然休まらない・・・。