引き続き風邪。まだ口呼吸しかできない状態でやや喉も腫れているが、昨日一昨日のフラフラ具合に比べたらましだ。
マメ氏の方は元気。左目のできものは、マメ氏がこすって潰したため消滅傾向にある。生まれて初めての目薬には毎回渋い顔をするが、泣いたり騒いだりするほどではない。
今日は家の中でまったり過ごした。うつ伏せと、寝返りの練習をコツコツとさせている。寝返りは、体を横倒しにしてやればそこからはできるらしい。あとは自分で横を向くかどうかだが、まだ今以上に体をねじる気がないようにも見える。
マメ氏は基本的に挙動がおとなしい。手や脚の力はかなり強いのだが、どうもごろごろと転がったりするイメージが持てない。マットに寝かせておくと、まったり自分の手で遊んでいるか、つまらなくて泣くか、諦めて指をしゃぶるかのどれかという感じだ。特に発達を気にしているわけではないが、体の緊張が強いことや一気に背が高くなったこともあって、今後ヘルメットを被りながらうまく体を扱えるかどうかは多少心配してしまう。
夕方、どうしてもマメ氏が落ち着かないので、散歩で近所のショッピングセンター(大)に行く。ハヤカワノンフィクションの『いつも「時間がない」あなたに』をAudibleで聴きながら歩いた。欠乏感がいかに人間の無意識や認知能力に(ということはつまり行動に)影響を与えているかを、たくさんの実験結果やエピソードとともに解説する本。わけても貧困問題の解像度が上がる。
子どもの頃は……といっても中学〜大学生くらいまでの話だが、毎日とにかくお金のことばかり考えていた。家が困窮していたからである。バイトしてもバイトしても手元に残らなかった。周囲に対してはかなり強がってみせていたが、無意識下では自覚以上に追い詰められていたのだと思う。私は歳をとるごとにどんどん勉強ができなくなっていき、高校はどうにか近所の中堅公立進学校に進んだが、それだってギリギリという感じだった。おかげで「自分はバカなんだ。頭が悪く、それを補うだけの努力もできない弱い人間なんだ」とずっと思っていた。でも本当は、欠乏感で認知能力がダダ下がっていたところもあったのかもしれない。
今も育児以外に対しての集中力皆無、認知機能ガタ落ち状態だが、一時的なものだと思いたい。
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昨日のことも。
昨日は夫と義母のおかげでなんとか一日しのげた。午前中は朝の授乳→マメ氏を寝かしつけてから午前休をとってくれた夫にマメ氏をまかせ、大事な手続きのために一時間ほどダッシュで外出。帰宅後、出勤する夫を見送り、ヘルプに来た義母を迎え入れる。義母がおにぎりとプリンを差し入れに持ってきてくれてありがたかった。
授乳やおむつ替えなどの世話はしつつ、マメ氏の遊び相手は義母にお任せする。ぼんやりした状態で子どもをあやすのはかなり大変なので助かった。久しぶりにマメ氏を抱いた義母、「重くなったねえ!」と驚いていた。
義母がマメ氏と遊んでくれている間に、私はやらなければならない家事をやったり仕事をしたり。風呂時間が最小限ですむよう、義母のいる間に自分の髪の毛を洗わせてもらえたのもよかった。17時過ぎに義母は帰ったが、そのあとは風呂→夜の授乳と一気にコマを進め、ルーティン通りに寝かしつけることができた。
こういうことが、マメ氏が保育園に行き始めたら年に何度もあるのだろう。体調の悪い中、仕事も家事も育児もすべてが待ったなしで進んでいくというような状況が。怖いことだ。せいぜい免疫力を高める努力をするしかない。