重要なことを書き忘れていた。昨日はついに離乳食を始めてみたのだった。といっても、レンジでふやかした米を適当にすりつぶして水多めのゆるい糊状にしてひと匙の半分ほど食べさせただけだが。
マメ氏は人生初の粥を嫌がらず、むしろ積極的に口をもぐもぐして飲み込んでいた。ベビー麦茶は毎回「なんじゃこりゃ……」という顔をして口から垂らしてしまうのだが粥は大丈夫らしい。
というわけで、今日も11時の授乳の前に同じものを食べさせてみた。わりとノリ良く食べているように見える。さじの先にちょこっと乗せたものを何度か口に運んでみたところ、毎回口を開けて顔を突き出すようにしていた。とりあえず米を嫌がらなければなんとかなるだろう。
午後は予防接種。今日はロタ(飲み薬)、ヒブ、小児肺炎の3つだ。
注射の前の診察で、目玉ギロリ医師に肌の乾燥したところも診てもらう。
私「えーと乾燥g」
ギロリ「どこが一番ひどいの」
私「あの、足くb」
ギロリ「見せて」
私(ママ氏の靴下を下げる)
ギロリ「(早口で)これは湿疹。少しでもピンク色になってたらそれは湿疹だから。乾燥だと思ってる限り治らない! じゃ、薬出すから」
私「ハイ」
相変わらずの畳み掛けぶりである。
それからブスリブスリと注射を二発。マメ氏はいつも通りウアーーーッと泣いていた。しかし前回や前々回より短時間の泣きだったと思う。前は注射を終えて服を整える頃までずっと泣いていたが、今日は服を整える頃には平常心を取り戻しているように見えた。これも成長の証なのだろうか。知恵がついてくると、それはそれで負の感情が強くなって泣きが激しくなりそうだけど。
待合室には、いつも通り同じくらいの月齢の赤ちゃんが3、4人。眺めていてふと、「みんなお洒落な服を着てるな……」と思う。低月齢でも、かわいいつなきズボンやら上着やら、華やかな色のスタイやらをつけて個性的なのだ。
一方うちのマメ氏は、私がいつもユニクロのカバーオールや友人勢から譲り受けたロンパースなどをがばっと着せているだけなので、コーディネート上の工夫というものがまったくない。親の私がそういう服装で生きているせいで、マメ氏も同レベルのスタイルになっていると思うと若干申し訳ない気もする。まあ、健康に害があるものではないし諦めてもらおう。思春期になったら頑張って自分でお洒落をしてほしい。