私が好きな動画の一つがコレ。
10の1乗から、1乗を10秒ずつで遠ざかり、1乗を2秒で戻り、10の-1乗ずつ小さくなっていく、を説明した動画。(1977年)
1メートル四方は1分で10の6乗の大きさにまで到達し、地球と同じ大きさになる。
2分で10の12乗の大きさになり、ほぼ太陽系の直径が収まるサイズに達する。
3分半ぐらいで10の20乗になり天の川銀河の直径と同じ大きさになる。
天の川銀河を飛び出すと暗黒の虚無領域と、光の集合団領域とが交互に現れる。
最初のピクニックの地点から、今度は最小値へ向かって世界を小さくしていくと、やっぱり虚無と集合が見られるのが、おもしろいと思った。
どんなに大きいと思われても、実は取るに足らないほど些末で極小にだった、ということは、時々起こることだと思う。立場や見方で、物事の大きさというのは、とんでもなく変わってしまうこともある。
大きいと思ったものは、実はとてつもなく小さく。
とてつもなく小さいと思われたものは、とてつもなく大きいかもしれない。
暗黒空虚と多量煩雑は交互に出現する。
宇宙における暗黒領域には、必ずしも”何もない”、ということでもないとのこと。何もない、と思われたところには、実は何かがあるところなのかもしれない。