
これの【言語学・語構成】の成分から、解説をします。
まず左右の生物の【種族】が、そもそも何なのか、で呼び名が変わります。
ここで大事なのは、変化するかどうか、です。
まず右の生き物です。
右①生まれた時から頭が狼で、身体が人の場合【狼人】(変化しないしない)
右②頭も体も完全に人間だが、狼(獣)の身体にも変化できるなら【人狼】(変化する)。
となります。人狼とは「人でありながら、狼に変身できる能力を有する(男)」までを表します。「この人から狼へ、狼から人へ」という変化能力があること(またはその変身能力を有する男)を「人狼」は示していると言えます。
同様に左の「頭が人、身体が狼(獣)」生き物も、条件次第で呼び名が変わります。
左①完全に人にはならず「獣」である場合【人(頭)狼】となります。この場合「獣に変身する人」なのか?という誤解を避けるために、どこが「人」なのかを示す目的で「人頭」の「狼」として【人頭狼】と表記するのでは、と思います。
左②完全に狼の姿になったり、完全に人の姿になったりする変化能力を持っている場合は【人狼(男/女)・狼人・狼男】となります。
この”名付け方”は、修飾(属性説明)と言います。またこういう成分を分解して説明する分野を、言語学では【語構成】学と言います。
おもしろいでしょ?
では、こちらはいかがでしょうか。

「人間の姿⇔獣の姿」を行き来しないでのあれば、左は「人(頭)牛」、右は「馬(体)人」となるでしょうか。

さて、右のイキモノ、上半分が人の下半分が馬だけど「人間」で【馬人】だとすると、頭が馬で体が人で「人間」の場合、問1では、これも【馬人】と書きました。姿が違うのに???なぜ同じ言葉???
解決方法は「修飾(説明)語を足せばいい」です。上が【馬体人】、下が【馬頭人】とすればいい、というわけです。牛と魚の生き物については、【人頭牛】と【魚頭人】です。人魚は【人体魚】とすれば一挙解決です。
頭パンクして来ましたか?

いかがでしょうか。

では、これは???鉄ですか?乙女ですか????
答えは【鉄】です。左が【人語を話す鉄】、右が【乙女の姿を模した鉄】です。