お手紙をくださった方へ

mimikakiko
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もう連絡を取ることも出来ないし、こちらをご覧にならないかも知れません。

それでも、その方へ向けて。

私の書いたお話を読んで下さってありがとうございます。沢山作品があるなか、憶えてくださっていたことが嬉しかったです。

とりわけ記憶に残っていたというお話。あの女の子、どうも嫌な感じの子にはしたくなくて、少しいい話にしすぎちゃったかな…と思いましたが。

綺麗事かも知れないけど…優しい世界にしたくて。優しい人に心を寄せることができる人は、優しい人であってほしい。そんな夢物語です。

そう、私の妄想はだいたいそんな感じなんです。山も谷もオチもありません。

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ご推察のとおり、食べることと音楽が好きです。食卓の風景を入れがちかもしれません。音楽は全く詳しくないけど、よく聴きます。聴くものは偏ってますけど…

りろん、あん/ちぇいん、こーぷれなど…タイトルやテーマ、モチーフをお借りしたお話がいくつかありますね。

大っぴらに出してないものも多いので、気付いていただくとちょっと嬉しい。

「ぼう/にんげん」、確かにKさんぽい!なんだか切なくなりました。

私がKさんをイメージしているのは、おげんさんの歌ですね。表では華やか、けれど家に帰れば、孤独。亡くなったかんざぶろうさんを重ねた歌、とのこと。誰かこの声を聞いてよ。

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なかなかお話を出せないことについて、そんなに理由があるわけではないのです。最後の推敲をしてないとか、そんなこと。でも、昔(と言っても一年くらい前)はそんなこと考えなかったので、やっぱり少しだけ心境が変わってるのかもしれません。変わらず他の方の作品は拝読してますし、もちろん好きの気持ちは変わってないけど。まだまだ出したいものもあるし。

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私も情けないところ、ダメなところ、…要するに綺麗に隠さなければ、と思っていたところにぐっときます。そうして、王子さまに解放されるところも。繊細で傷つきやすい、重装備の綺麗なお姫さま。本当にかわいい。

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また、何かをお書きになることはあるのでしょうか。きっと、まったく違うどこかへ行ってしまって、もう二度とお目にかかれないのでしょう。

だから、ここに、こんなことを書く意味はないのだけれど。だとしても、書いておきたかった。いつも色々遅くてごめんなさい。

お話、楽しかったです。ありがとうございました。