帰り道。20時。バスから降りて雪。
今年は暖冬であんまり雪降ってない。そんな冬の雪。いつもよりちょっとうれしい。どうしても散歩に出たくなってしまった。帰宅後リビングにいる居候さんを晩ご飯に誘った。
最初は家の隣の定食屋さんに行こうとしたけど、ちょうどお店がしまったところ。私たちが店の前に着く直前に鍵を閉められた。
すぐそこの洋食屋さんとか見に行く?って言いながら洋食屋さんも通り過ぎてずんずんお散歩スタート。
こんな店あるんや〜。すっかり散歩がメインになってしまい、開いてるご飯やさんを何軒も通り過ぎる。有名なラーメン街を横目にラーメンではないなあってぼやいて。お好み焼きもいいけど明日たこ焼きパーティーするし。こんなとこに100圴あるん知らんかった。とかとか。
30分くらい歩いて、雪も止んで、お腹も空いて。結局家から徒歩5分のカフェに行くことに。ジンジャーロコモコ丼を頼んだらねばねば丼が出てきた。ジンジャーがどこにあったのか分からんけど。ぺろり。
閉店時間の22時までゆるゆる話して。
家に帰っても話し続けて。午前2時半。
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全員にやさしくするには。
居候さんは彼氏と喧嘩して一ヶ月うちに住むことになってる。
彼氏から全員にやさしくしろって言われて出てきたらしい。
全員に優しくするとかできるんか。できない。私はできない。誰も傷つかないのが1番かもしれないけど、それで大事な人が少しでも傷付いてるなら見逃すことはできない。どうしても優先順位をつけてしまうし。天秤にかけてしまう。
全員にやさしく。自分にも。
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「今!大きな虹が出てます!端から端まで見えます!」
勤務中にslackで誰かが業務外の連絡をみんなに投げてた。大きな虹?そんなん絶対見たい。
業務を止めて、ゴミを捨てに行くついでと見せかけて窓際の方へ。
ひとり。虹見にきたの私だけ。
あまりにもでかすぎる虹。さっきまで降ってた雨が照らされてきらきら。見惚れてたら、虹連絡をした人が駆け寄ってきて、めっちゃでかいですよねって。興奮気味。
この人はほんと素直で良い。私だったら虹が出ててもみんなに連絡したりできない。無差別に幸せを共有できる人ってすごい。ナイス連絡。
京都は建物が低いし、ここはその中でも高い8階だから虹の両端が見える。ほんとうに端から端まで見えた。でかい。
でかい虹色が街から生えてた。