人はいつだって独りなのだ。
うっかり忘れていた。いけないいけない。
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今年は閏年。
2/29がある年。
最近偶然にも小林賢太郎の『うるう』と言う演劇作品を観た。
なんだか心地よくて何度も観てる。
1日に2回観ることもある。
youtubeに公式が載せてくれてるので、気になったら是非観て。元々コントの人だからか、くすくすできるとこもある。私はこのタイプの笑いが大好きで。ボケツッコミではなく劇中劇のような。
影絵のシーンが特に良い。ずっと笑える。
「いつもひとつ足りない。いつもひとり余る。」
この言葉をずっと繰り返す。寂しい話。
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人はみんな独り。
そんなこと当たり前に受け入れてたのに、最近すっかり忘れてた。
急にそのことを思い出して、絶望する。
誰も信じちゃいけないわけではないけど、信じすぎるのは後々苦しくなる。だから独りだと自覚して生きていく方がいい。ぐろい。
私は3姉妹の長女。でも、妹が生まれたのは私が11歳の頃。だから一人っ子の時代が長い。一人っ子万歳。1人で遊ぶのは得意。散歩して絵を描いて猫を撫でる。
ご飯もずっと1人で食べてた。実家にいてもわざわざ自分の部屋に戻ってご飯を食べるのが習慣になってた。この習慣を話すと周りから驚かれることか多くて、なんだかズレているのかもとやんわりとわかってた。ネット大好き人間だからなあ。
なのに、最近は人とご飯を食べることが多くなった。
一緒にご飯を作って食べたりするがこんなに楽しいのかと。
そうなってくると1人でご飯を食べるのが無性に寂しくて。誰かと食べた方が美味しいことを知ってしまったことを少し後悔している。
人はみんな独りなのに。うーん。困った。
誰かといた方が楽しいに決まってるのに。