私は車通勤だ。車は兄から譲り受けたもので、兄は祖母から譲り受けたという歴史(?)がある。
世の中には、車が好きで、常にピカピカに磨き上げた状態にしておかないと気がすまない人もいるらしいが、私はその真逆で、車に全く関心がない。安全に乗れればいいや〜の感じである。
当然、ナンバープレートの数字も特に指定することなくそのまま使っているのだけれど、道を走っている車を見ると、意外にもゴロ合わせや、日付と思わしき数字になっているものが多いことに気がつく。他にも、ラッキーセブンの「7」、末広がりの「8」なんかは特によく見る。
今日は、「2626」の車を見かけた。2626…ツムツムかな?とも思ったのだが、ひらがなが「ゆ」であったので、十中八九「風呂風呂」だろう。温泉好きな人だったのかもしれない。
お風呂といえば、最近、ヒノキの入浴剤にはまっている。KITOWAのバスエッセンスは、もともとは私が父にプレゼントしたもので、私はその恩恵を受けているというわけだ。湯船に浸かっている時はもちろん、お風呂から上がったあともヒノキの良い香りがしばらく続くので、とても癒される。
私はヒノキが実際に生えているところを(おそらく)見たことがないのだけれど、生木でもよい香りがするんだろうか。もしそうなら、いつかヒノキの森に行ってみたい。
嗅覚というものは不思議で、それまでほとんど忘れていたようなことが、ある匂いをきっかに鮮明に思い出されることがあるらしい。
私はまだそういう体験をしたことはないけど、私の中にたくさんの匂いの記憶が眠っていることを考えると、ことばによらない感覚も、ことばと同じくらい大切にしていきたいと思う。
BGM:Nemuranai Yume/ダズビー