アーティチョークという食べ物を知ったのは村上春樹の短編かエッセーの中だったように思う。どんな描写だったかすら忘れてしまったのだけど、以来頭の片隅にアーティチョークが住みついている。インターネットでアーティチョークが食べられるお店を何度か調べたけど要領を得ないところも魅力的だ。友人に話したらアーティチョークをモデルにした照明があるということを教えてもらったが、味のことは全くわからなかった。
上海蟹といえばくるりの上海蟹を食べたいだけど上海蟹もいつの間にか頭の片隅に住みついていた。上海蟹に至ってはいつから住んでいるのかもわからない。上海蟹を手に入れることができる場所は知っている。アメ横の地下食品街だ。とりあえず行ってみたのだが圧倒されてしまい何も買わずにすごすごと帰ってきた。イグジステンスのポッドみたいのがあった気がする。紐に縛られた上海蟹は確かにいたのでまたチャレンジしたい。
ファッチューチョン。小さい頃家にあった美味しんぼを繰り返し読んでいた。美味しんぼには食材や料理の名前をたくさん教えてもらった。美味しんぼ、今でも元気でやっていますか?ファッチューチョンは子供ながらにいつか食べてみたいと思った料理だ。お坊さんが壁を飛び越えてやってくるスープみたいなことだったと思う。食べてみたい歴が一番長い。この間行った豪華な中華料理やさんのメニューを後日未練たらしく見ていたらあった。5万円弱とのことでいくらなんでも高すぎる。宝くじが当たったら是非食べに行こうと思う。
今年中にどれか一つは食べようと思う。それはそうと食べたことがないものを食べると寿命が7年伸びるというのは本当だろうか?