術後1ヶ月の経過

Minaduki
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2月28日で術後1ヶ月だったので備忘的に経過を書き残しておく。

入院していたのは1週間程度。これは術前の説明どおり…ではあったのだけど、「いつ退院します?」って言われ、内心「え、なんか基準とかあるもんじゃないんかい…こっちが決めるもんなの…?」と思いながら「じゃあ○曜に退院したいっす」と申し出て決まったもの。実際には申し出た日の早朝に血液検査をし、問題がなかったので晴れてリリース決定。ただそれも「問題ないです、退院できます!」とかはなく、スタッフの様子から「あ、あの退院で良いんですよ…ね…?」とこちらが確認することに。そういうところがさぁ…まぁ、みんな忙しいし色んな人が関わってるからね…そうだね…(と入院中何度か飲み込むことがあった)最初はもうちょっとどうにかならんのか…と眺めていたのだけれど、「なんかもう引っかかりを覚える自分がこの場では異分子だな」と思えてくる不思議。だいたい、ナニかをアレしてどうにかなるんであればとっくにどうにかなっているに違いない。

さて退院。退院時にギプスをはめ、その後1週間は松葉杖生活。といいつつ、ちょっとそこまでの用事で外に出たところ松葉杖で歩くのがしんどすぎたので、実際に松葉杖で出歩いたのはその1回と退院時、そしてギプスを外すための通院時のみ。この1週間はマジで宅配サービスとネット通販に生かされていた。しんどかった理由は間違いなく上半身(特に背筋と腕)の筋肉不足。脚は手術後の固定で筋力が落ちるのが目に見えていたので入院前にそこそこ鍛えていたものの、松葉杖のことは頭になかったんだよ…これは盲点だった。

で、1週間でギプスを外し、事前に受け取っていた装具を装着。装具の上から靴を履くので一見すると多少足を引きずっているだけの人になり、術後2週目の時点では実に心許ない。何しろ転倒して手術した足に変な負荷をかけようものなら、手術した靱帯がぶち切れるおそれがあるのだ…しかし松葉杖のようなわかりやすい目印がないので、他の人々にとって自分は何も問題がない人。よって自分で自分を守るしかなく、周りをろくに見ずに歩いていたり、イレギュラーな動きをしそうな人を見極めて避けて歩かないとならないわけで。帰路は普通に電車に乗って帰ったのだけど、かなり神経を使ったので帰宅後ぐったりした記憶がある。

そこからさらに1週間で抜糸。この頃には極力普通に歩くのが患部にも他の部位にも負担がかからず痛みが出ないという結論に達しており、一見スッタスタ歩いていたので主治医に開口一番突っ込まれる。(というか会う人みんなに突っ込まれた)まぁな、この時既に、路上でゆっくり歩いている人をうっかり追い越したりしていたからな。基本的に歩くのが苦にならない(むしろ好きな)人間なので、制限はあるものの普通に歩けるようになって浮かれていたんだと思う。iPhoneのログを見るとギプスを外して早々に、割と無駄に歩いていた形跡がある。

さて術後1ヶ月経過した今、日々リハビリと筋トレと筋肉のメンテナンス三昧である。術後2週間の固定であっという間に落ちた筋肉(割とショックだった)を戻すのはもちろん、やはり手術した側の足をかばって身体の使い方が変わってしまっているので、矯正しつつ他と比べて弱い部位の筋肉を強化することが目的。もともと右に比べて左はやや筋力が劣っていたのでそのツケを今更になって払っているとも言える。やはり全身バランス良く鍛えないのなのだよな…

などとこれを書いていたら日付が変わるまで1時間を切ってしまったので、今日の分のメニューをこなさないとなのでここまで。というかこの先はダンスに復帰できるだけの筋力と可動域を取り戻すために、淡々とリハビリを積み重ねるしかないのだ。

@minaduki
英語を翻訳したり小説を書いたりするひと。翻訳はいちおう生業です。