煉骨のケーキ(注文編)

minadukikirino
·

地元のケーキ屋さんが美味しい。

めちゃくちゃに美味しい。

調べたらどうやらモーニングなんかも充実しているらしい。

そしてHPを検索して目に付くデザインケーキの文字。

「ほ〜ん……キャラのデザイン描いてくれるんだ……」

それはそう。ほんとに。

最終的には理性が本能に負けた。

限界オタクの狂気。

でもデザインケーキの作例に、

「26歳公式女体化したキャラ」のデザインケーキがあったので勇気づけられた。

デザインケーキは最小単位でも5号サイズからの注文であった。とても一人で食べられるものではない。

友人にラインをする。

誕生日に煉骨ケーキを食うのを打診する煉限オのライン。

理解力が早すぎるだろ!!!!

助かる。

そして友人の睡骨のぬい完成を待つ日々が続いた。睡骨の服に合う色とかを一緒に探したりもして。

睡骨の服の生地を買った帰りの会話

私「はあ……早くツーショットしたいね(睡煉)」

友「したい(煉睡)」

私「……今逆カプで妄想してるよねw」

友「いつもそう……性癖が微妙に違う」

そんなこんなで、いよいよ6月末日、友人の睡骨のぬいが完成した。

友人に有給をとってもらい、あとはケーキの予約だけ。

第一の試練だ。

ちなみに直接ケーキ屋さんに持っていく方法、電話、メールの3種類で予約を承っている模様。

だがメール予約は【ポーズ指定】専用窓口だった。

残された選択肢は二つ。

わたしは電話予約を選択した。

対面だと直接画像をその場で見せなければならない。煉骨の画像を店員さんに見せて困惑されて、果たして正気でいられるか分からなかった。

仕事上、電話をすることが多いので慣れたものだが、煉骨のケーキを注文するのは人生初(あたりまえ体操)

店員さん「はい、◯◯(店名)です」

私「デザインケーキの注文をしたいのですが、電話でも大丈夫ですよね?」

店員さん「大丈夫です」

私「デザインケーキ、5号サイズの注文をお願いします」

店員さん「はい。では、どんなキャラにしますか?」

私(ドゥワッ! お、落ち着け……あくまでも冷静に……)

私「犬夜叉の……煉骨でお願いします」

店員さん「えっと……もう一度お願いします」

私(アアアアアアアア!!!!)

電話しながらリアタイでしてたツイ。

私「いっ、犬夜叉っていう漫画の……れんこつっていうキャラクターで……」

店員さん「……はい、少々お待ちください」

ここでめちゃくちゃに長い保留音が続く。

保留中にしてたツイ。

いろいろ限界を迎えている。

店員さん「お待たせいたしました。えっと、この……紫の線が入ってる……(困惑の声)」

私「は、はい!(食い気味になっちまった〜)その紫の線で……七人隊っていう集団のキャラで……(しかもいらんことまで言ってしまう)」

店員さん「はい、かしこまりました。ろうそくはおつけしますか」

私「ろうそくはっ(逡巡)……な、なくて大丈夫です!」

これ言ったあとで気づいたけど、煉骨のキャラ的にはろうそくあったほうが面白かっただろ。

でもこの年でろうそくつけるの羞恥心が勝るぞ。

店員さん「チョコレートプレートはどうされますか?」

私「チョコレートプレートは……(つけても良いか)お願いします✨」

店員さん「なにを書きますか?」

私(何も考えてなかった)

私(誕生日1か月過ぎたしな……自分の名前刻むのも恥ずかしいしな……)

私「……七人隊の……煉骨でお願いします」

店員さん「はい。七人隊の……煉骨でよろしいですか」

私「(やべえ復唱されんのキツイ)はい、お願いします」

注文したあとに気づいたけど、チョコレートプレートに「七人隊の煉骨」って書いてあるケーキはだいぶ恥ずかしいと思う。ミスった。なにがベスト回答だったのか分からない。

店員さん「では4300円です。当日お待ちしております」

たっけ!!!(素直な感想)

でも、まあ煉骨グッズが出ない中で、作ってもらえる推しの概念だしな。

ちなみにキャラデザイン料で+300円になっている。

そんなわけで7月11日に煉骨ケーキを食う。

@minadukikirino
重度のオタク。