私が所属しているサークル「パレオパラドキシア」のウェブサイトにはブログページがあって、そこで低頻度かつ不定期に記事を後悔しています。直近では、大阪万博に行った時の思い出を簡潔にまとめたものを投稿しています。ブログの更新頻度が低いのは、他人に見せる以上はそれなりのトピックのものじゃないと格好がつかないと考えているからです。
文章を書くたびに、あるいは文章を読む度に、自分の記憶や他人のあれこれを文字化されたものを読むことの面白さは、絶対に体験できない、どうしようもないほど埋めがたい断裂を見ないフリできてしまうところにあると思っています。他人が感じた楽しさや悲しさを、気軽に楽しめてしまいます。これはとても良いことです。他人と関わるうえで、他人も自分と同じ数十年分の厚みを持った生き物だと考えて気軽に接することは困難です。それこそ、時候の挨拶や昼ご飯に何を食べるかの話くらいしかできません。そのような関わり方を良しとする価値観があるのは理解しますが、やはり私は軽やかさを良しとしたいのです。携帯電話のケースの色の理由や、好きな犬種、着ている服はどこで買ったものなのかなど、もっと他人を知るための行動を軽やかに起こすべきなのです。
そう、つまりは、私達はもっと他人のことを知った気になった方が良いのです。
その結果、多少悲しいこともあるでしょうけども、きっと楽しいこともあります。何もない人生以上に耐えがたいものはありませんので、他人を知ろうとする努力はいつだって良いものなのです。
というわけで、日記なり何なりの文章を良い感じの頻度で一緒に更新してくださる方がいれば、お声がけください。一緒に楽しくなりましょう。