3月4日(月)
確定申告が終わったーーー。やっておいて損はないらしいからとやってみたけれど、こんなにズーンとのしかかってくるものだとは。自営業の人々は毎年この何倍も苦しんでいるのか。大変だ。
昨晩は寝る直前まで書類や持参するものをチェック。提出時にまるっと突き返されたらどうしようと怯えていたけれど、思いの外あっさりと終わった。窓口の方が物腰の柔らかい人で、書類を取り出していると「あら、かわいらしいバッグ」と肩にかけていたトートバッグを褒めてくれた。その瞬間に、あっ大丈夫そうかも、と悟り、予感通り、親切丁寧に受け付けてもらった。頑張って遠出してきてよかった。
帰り。着いてきてもらった母と一緒にランチで回転寿司へ。平日でも昼間となるとかなり混んでいる。私たちのような親子もいれば、サラリーマン、夫婦、おばあちゃんと孫、マダムのグループに学校帰りの女子高校生たち。観察してみると本当にいろんな客層。
回転寿司のシステムはとても居心地が良い。テーブル席を選べば2人でもゆとりある席が確保され、席と席は広めの通路と仕切りで区切られ前後左右の様子が気になりにくい。飲み物は温かいお茶が飲めて、注文は店員を一度も呼ばずにタブレットと回転レーンのみで完結してしまえる。席に着いてしまえば、会計するまで何にも邪魔されることなくリラックスして食事を楽しめるシステムが、自分には本当にありがたい。老若男女、幅広い人々が訪れて混雑するのも納得の快適さ。
久しぶりのお寿司、たらふく食べた。もうしばらく海鮮は大丈夫だ。
3月6日(水)
じゃがいもとベーコンを炒めて、粒マスタードと少しの醤油を絡めると美味しい。
れんこんは生姜と合う。豚肉と合わせて生姜焼きにしたらいいかも。
じゃがいもとベーコンとれんこんと粒マスタードと醤油とおろし生姜、これら全部を組み合わせるのは駄目だった。しかしながら不味さの中にも学びがある。やはり調理は人生。
3月8日(金)
数日前から急に編み物の動画ばかり見るようになった。加えて、部屋の片付けをしていたら以前の職場で使うために買ったまま持ち腐れていた毛糸が見つかった。もしかして今なのか? と思い、昨日から編み物を始めている。
ダイソーでかぎ針と段数マーカーというやつを買ってきた。かぎ針は号数がいろいろあってよくわからなかったので、その下に陳列されていた毛糸をあれこれ触ってみて、今後使ってみたいかもなと思う毛糸のラベルに載っている推奨号数のものを買ってみた。段数マーカーとはペンのマーカーではなく、編み目に安全ピンのように刺して目印として活躍するやつ。
昨夜、いろいろ観てきた動画の中から「初心者向け」とタイトルにあるコースターを編んでみることして、早速取り掛かってみたが、全然うまくいかなくて絶望した。動画の通りやっているのにぐちゃぐちゃになり、何が間違っているのかがわからない。文字にするとまだ冷静なように見えるが、現実は「ぜんっっっぜん、わからん!!」だ。
動画制作者の初心者像と私が考える初心者像が食い違っているな? と理解し、もっと初歩的な動画へと移動。解説を見ながら、なにを作るでもなく、指がかぎ針と糸の感覚に慣れるまで延々と基本の編み方を編み続けた。これは正解だったようで、ひたすら編んでいるとようやく「全然わからん」から「なんとなくわかりそう」くらいに変化。そうしてまた最初の動画に戻って再チャレンジ。つまづいた部分の間違いを理解することができて、なんとか一般的な初心者になれたようだ。
今日、最後まで編み終え無事に動画を完遂。一度できれば次もスムーズにいき、あっという間に時間が溶けていく。まずい。わかるぞ。これはたぶん、沼だな。
3月10日(日)
地元に馴染みのケーキ屋がない。ケーキ屋自体はいくつかあるが、接客態度や種類などが我が家と折り合いつかず、ココ! というお店をいつも探している。弟が「シュークリーム食べたい」らしいので、今日は買い物のついでに地元から少し離れたところのケーキ屋へ立ち寄ってみることになった。
迷いながら辿り着いたお店は、ド田舎の住宅街にポンといきなり現れた洋風の建物だった。果たしてシュークリームは置いてあるかなと恐る恐る入店してみれば、シュークリームはもちろん、どころか、輝かしいケーキたちがたくさん、何種類も置いてあるじゃないか。思わず母と顔を見合わせる。ケーキを食べる楽しみは、キラキラと美味しそうなケーキたちを眺めながら、今日はどれにしようかと悩み尽くす贅沢な時間から始まっているといっても過言ではない。だから、品揃えはとても大事。今日の気分はどれだ、と内なる自分と話し合いながら、今回はクリームのフリルでドレスアップされたレアチーズケーキを選んだ。
味は如何なものか。帰宅して、夕食後に食べてみる。おいしい! けれど、もうちょっと甘みが欲しい。甘さ控えめのすっきりとしたおいしさ。おかげであっという間になくなってしまった。悲しい。運命のケーキ屋探しはまだまだ続きそうだが、これから暫くはあのお店に通おう。