12月18日(月)
年末に向けてやることのひとつにあったネイル用品の処分をする。使い終わったトップコート、ベースコートをたくさん放置してしまっていたので、必ず今日のうちに全てを捨てるという強い意志で、ひたすら中身を洗っていく。
洗うといっても、当然水で洗うことはできないので、うすめ液や除光液を混ぜて不要な雑紙に吸わせる作業。換気しないと大変なことになるため窓を開けていたが、あまりにも寒すぎた。平年より気温が低い日にやるもんじゃなかった。もう冬にはしない。夏も暑いからしない。春か秋にする。
こうして並べてみるとかなりの数を溜め込んでいたなと感じるけれど、数年分と考えると少ないような気もする。感覚が麻痺している? しょっちゅうネイルする人のトップ・ベースコートの年間消費量ってどのくらいなんだろう。
12月19日(火)
あまりにも寒くて、身体も脳もカチコチに固まってしまう。満足に動けないとついつい何もしない時間が増える。やれることはいろいろあったはずなのに、そうやってじっとしてしまって片付かない一日だった。
夕方。郵便物を確認していたら色彩検定の文字が。合否結果の封筒が届く。オンラインでは1週間ほど前から既に結果を確認できるようになっていたけれども、目の当たりにすることが怖くてページを開けなかった。郵送が届けば確認しないわけにもいかないので、そちらを待つことにした。
なんと、無事に合格していた。やったね。開封前、なかなか覚悟が決まらずに封筒の外から触り心地などを確認してみたりした。併願したので封筒は2通ある。片方の触り心地が違ったりしないか、なんて。同じくらいの厚みだったので、もしかしてどちらも不合格?! と半泣きになりながら開けた。そりゃね、どちらにも同じ合格通知書が入っていたのでね。
とても嬉しい。はしゃいで親に通知書を見せびらかす。試験を受けたことは伝えていたが、色彩検定だとは言っていなかったので、こんな試験があるのかと一緒に喜んでくれた。この上に更に1級があるという話をしたら「それも受けてみればいいじゃん」と軽ーく言われる。受けたい気持ちはあるが、そんな簡単なものじゃないんだよきっと。より専門的な内容になって、勉強時間は2、3級の何倍もかかるだろう。とは言え、1級は冬季しか実施されていないので今から始めれば遅くはないような気もする。
あ〜安心した。すっきりした。ずっと頭の隅にいた資格なので、モヤモヤがひとつ解消された。大学時代に受けていればもっとよかったのは間違いないのだけど、まあ、何事もタイミングがあるよね。
昨日、メールにBlueskyの招待コードが届いていたので早速アカウントを作ってみた。随分前にリクエストしたきり音沙汰がなかったので、つい数日前、アプリを削除したばかりだった。再度インストール。使い方が全くわからないし、フォローしたい人がいるわけでもないけれど、雰囲気は良い感じ。β版らしいので、のんびり構えておこう。
12月20日(水)
今日は、身の丈に合わない量の化粧品たちを整理する日。
社会人になってから人並み程度のメイクをするようになった初心者のくせに、YouTubeやTwitterの情報を見ただけでメイクのことを理解した気になっていた以前の自分。流れてくるものを咀嚼もせずに鵜呑みにし、安いから、有名だから、みんな持ってるらしいから、口コミが良いから……。そうやって話題の商品をあれこれ買っては試していたけれど、そういう化粧品ほど使わずに棚の中で眠ってしまっていることに、つい最近、ようやく気が付いた。
自分はメイクに興味がある方だと思い込んでいた。こんな人間に買われてしまったばかりに……と化粧品たちに対して申し訳ない気持ちを抱えながらも、きっぱりと捨てていく。
SNSを参考にしていた頃は、とにもかくにも失敗したくない! という考えに固執していたように思う。今もSNSは適度に参考にするし、失敗を恐れる気持ちが全くないかというと嘘になるが、例え似合っていなくても己が好んでいればそれでいいやという気持ちのほうが大きい。すると、コスパや機能性や世間の評判とはまた違う、自分だけの視点から、いいなと思えるアイテムを見つけられるようになった。
良い意味で、メイクのことがどうでもよくなったんだな〜と思っている。
12月21日(木)
昼。母と雑貨屋に行った帰り道、前から気になりつつもまだ未開拓だった園芸店に立ち寄る。薄暗い天気と相まってとても殺風景な、本当に営業しているのか疑わしい寂しげな入り口からは想像もできないくらい、とんでもなく大きな敷地面積に驚かされた。こ、これが夢の国? 大寒波真っ只中、貫くような冷たい風に晒されながらもテーマパークの中を散策しているような気分になる。
観葉植物ゾーンな温室を見つけ、うっきうきで立ち入ったら、すぐ目の前に先日オンラインで買ったばかりのハートホヤが現れて目を疑った。あるじゃん。どこに行っても見つからなかったのに、こんなところに普通にあるじゃん。しかも安い。オンラインよりだいぶ安いし、元気そう。
お迎えしたばかりの子はつい昨日、中央に挿さっていた葉がポロリと土から抜けてしまった。鉢の重みを確認しようと持ち上げたら少しの振動でぐらぐら揺れるので、恐る恐る触ってみたところあっさり取れた。
茎から発根はなし。これは所謂葉挿しというやつで、ここから成長する見込みはないんだろう。水挿しでどのくらい保つだろうか。
まさかの出会いにやや落ち込みながらも、広々とした温室を隅々見て回る。広さに比例して取り扱う植物も充実していた。気軽に立ち寄れる距離に大きめの園芸店があるとは夢にも思っていなかったので、非常に嬉しい収穫。今日はとにかく寒くて仕方がなく、あまり満喫できなかったので、もっと暖かくなったら再訪しよう。
12月22日(金)
賞味期限が切れた生クリーム、なんかに使っていいよ〜と言われていたので、そのまま泡立てて、クレープも焼いて一緒に食べた。クレープ、焼くコツは生地の量とかフライパンの熱さとかもそうだが、なにより大事なのは、ドンと構えて焦らない精神力。間違いない。
12月23日(土)
悩んでいた花器を購入した。京都の酢橘堂さんのオンラインにて、陶芸家増田結衣さんによる手捻りの花器。ほんのり銀色の羽がついた、天使のような花器。一目見たときから素敵だと思っていたので、自分への誕生日兼クリスマスプレゼントとしてお迎えすることにした。
可愛らしくも儚げな佇まいに惚れ惚れし、記録しておこうとカメラを構えるが、我が家はどこも映えないので全くその良さを写せない。撮影技術がなく悔しい。来年は理想的な部屋作りと並行して、写真の練習もしようと心に決める。
12月24日(日)
両親がエアコンと換気扇まわりを掃除している。クリスマスにこんなことするつもりじゃなかったのにと嘆きながら周辺の大掃除にも取り掛かってしまい、やめるにやめれないでいるようだった。
今年はあまりクリスマス感がない。クリスマスって当日よりも、クリスマスを待ち侘びる世の中のキラキラを浴びるほうが楽しみだったりするのだけど、最近外に出なかったので感じることなくイブになった。ケーキも食べてない。
クリスマスらしいのは爪だけ。虹色のキラキラ。ちょっと寂しいが、そんな年もあるか。