2月7日(水)
ブルースカイが招待制でなくなったという話題で持ちきりだった。始める前は招待制であることに敷居の高さを感じていたが、もうすっかり慣れてしまった身としては、招待制だからこその安心に頼っていたので、なんともいえない気持ちに。とはいえ、忙しないSNSではないからまだまだ居心地は良い。
フォローするもせぬも、ピン留めするフィードをカスタムさえすれば十分タイムラインを充実させられるのが、ブルースカイのとても良いところ。オープンになったおかげで、新規アカウント向けにおすすめフィードを紹介するポストがさまざまあり、その中でいくつか好みのフィードを見つけた。開かれたからこその恩恵もある、ありがたい。
2月8日(木)
ここんところの心身の不調はやはり生理によるものだった。不正出血らしきものが出てきた。私の身体、沈み方が激しすぎるだろ。
生理中はすぐ疲れに襲われる。ただじっと勉強しているだけでも頭痛に苛まれ、どんどん体が重くなる。試験日はもうすぐそこなのに、満足に進められない。
2月10日(土)
朝から護国神社の蚤の市へ行く。着いたら人がわんさかいて、あちゃ〜と思う。頑張って早起きして、開場直後あたりに来た方がよかったかもしれない。人波に揉まれたり、揉んだりしながらも、視線を凝らして己の琴線に触れる何かを探し求める。蚤の市というものに初めて来た頃は、溢れんばかりのヒト、モノに逆に目が滑ってしまっていたが、何度か通ううちに少しずつ、自分の前だけで光るそれに気付けるようになってきた。数多の魅力的なモノたちの中から、自分にピタリとハマるアイテムを見つけ出す瞬間は非常に楽しい。虜になっている。
今回は植物が趣味になってから初めての蚤の市だったので、いちばんの目当ては植木鉢あるいは鉢カバーだった。無事、いいものに巡り会えた。たぶん、絶対鉢カバーではないんだけど、かといって何の用途に使われていたのかもよくわからない白い容器を購入。
香港で作られたらしいビーズ刺繍が施されたがま口のお財布も買った。そういえば、いつか輸入雑貨市に行った時もビーズ雑貨に目が行ったように思う。ビーズが気になるお年頃なのかもしれない。
あとは、どこにでも貼り付けられる青いカニも連れて帰ってきた。
気付いたら手に取ってしまっていた。かわいい。ドアにでも貼り付けておこうと思う。
護国神社を後にしたあと、天神あたりを彷徨いながら本屋に行きたくてうろうろする。歩いている時はわからなかったが、たぶん同じ道を2、3度ぐるぐるした。都会ではとても生きていけないと半泣きになった。どうすれば方向音痴を治せるんだろうか。せめてGoogleマップ先生は、きちんとスマホの先が示す方向に向いてほしい。
明日は漢検試験日のため、体調を考慮してもう寄り道はせずに帰路へ。蚤の市は明日もやってるから、また試験が終わったら行ってみようと思う。
2月11日(日)
寝坊したーーー!!! 盛大に寝坊した!!起きたら家を出なければいけない時間だった。時間を二度見したあと、スマホを前にしばらく思考停止した。急いで着替えて、メイクもできずに家を飛び出す。眠る前に全ての荷物を準備し終えていた昨日の自分、本当にありがとう!
幸い、これまではどれだけ疲れが溜まっていても寝坊だけはしてこなかった。自分は寝坊とは無縁の人生だと思っていただけにショックが大きい。今は電車を待っているところ。かなり余裕を持って到着できるよう計画していたおかげで、なんとか間に合いそうではある。
本日は漢検の試験日。今回は2級のみの受験。年明けすぐに勉強を始めて、参考書の問題を一通り解き終わったのが昨日の夜。ペース配分がヘタクソ。過去の間違いを確認する余裕もなく試験場に着いてしまって、待機時間中にだーっと脳に叩き込んだ。自信は半分もなかったわりに、意外と解けた。無事に終えて胸を撫で下ろす。
試験後、地下鉄を経由して昨日ぶりの蚤の市へ。相変わらず人が多い。昨日と今日で学んだことは、人が溢れている店は大人しくスルーするのが吉。待っていても人垣はなくならないし、後ろもどんどん混雑してくるので、その店は諦めてずんずん進む。案外、時間が経って戻ると波が落ち着いていて俄然ゆっくり見れたりする。
昨日良い買い物ができたので今日はさらっといこうと思っていたが、そんなことできるはずもなく、じっくりハンティングしてまたしても良い買い物をしてしまった。植木鉢置きに最適な、そうでなくても佇まいが良い小さな木製のスツールと、豆大福の食品サンプルを買った。豆大福の食品サンプル?! と思われるかもしれないが、これがめちゃくちゃ良いカンジの豆大福で、手に取らずにはいられず。
蚤の市を後にして、次は昨日は行かなかった博多方面へバス移動。立ち寄るつもりはなかったが、せっかく近くに来たからな〜とバスターミナル内のダイソー(ダイソーのほかに、地元にはない系列ブランドが複合された店)に寄ったら、ずっと探していた水差しをようやく見つけた。以前もこれを探して同じ店に二度ほど来たが、どちらのタイミングでも在庫切れなのか見つからずにしょんぼりさせられた、思い入れのある水差し。嬉しい。近くに陳列された300円苗たちの誘惑に負けそうになりながらも、水差しだけを購入しそそくさと店を出る。
博多ってなにかとぶらぶらしに行くのだけど、結局あまり買い物しない。いつもなにかのついでに寄るから、既に移動に疲れていて買い物どころではない。今日もそのようにぶらぶらするだけして体力のみを消耗、今度は天神へ。
昨日に続けて本を探しに「本のあるところ ajiro」という本屋へ向かう。このお店のSNSに載せられていた写真に気になる本が写っていたので、探していたのだった。初見の店はいつも入店に吐くほど緊張するが、幸運にも目の前を歩いていた方が同じようにajiroに入店していくところだったので、一緒に滑り込むことでなんとかなった。
賑やかな休日の世間の中を歩いてきたので、そこから切り取られたかのように静かで穏やかな時間が流れる店内の居心地の良さに、ふっと疲れが軽くなる。長居せず帰路に着こうと考えていたが、本棚に引き寄せられるように店内をぐるりとしてしまった。おかげで、この日記を書き始めるきっかけになったひらいめぐみさんの新刊も見つけたので、目的の本と一緒に購入。他にも気になる本があちこちにあったので、次は何も決めずに立ち寄って、そのときの直感を信じて選んでみようと思う。
体力のない自分にしては、昨日から続けてあちこち移動した一日。帰りはぐったりしていたが、それ以上に良い出会いがたくさんあったので、疲れ以上に多幸感で胸がいっぱいだった。買い物の楽しさを十分に味わえた二日間だった。