今日は4月23日。
名前を出さずに、ある女の子について書いてみたい。
その子を例えるなら何になるだろう?とよく考えていた。
誰が話しても嫌な気持ちになるはずがなくて、誰でも明るい気持ちになるようなとても気持ちのいい会話をする。
明るいなら一見太陽かなと思うんだけど、太陽は少しギラギラして眩しすぎる。強いパワーすぎて、遠い存在。
それよりももっと軽くて清々しくて、距離は近くにいてくれる。そんなイメージ。
ぐるぐる考えていた日は、結局ぴったりなものは思い浮かばなかったけど、その子の誕生日、30分前。ぴったりなものが思い浮かんだ。
日向のような子だと思った。
真昼の日差しが強い太陽よりも、朝日みたいに優しい光で地上を照らしてできる日向。
いろんな人をぽかぽか温かい気持ちにさせる。
猫なんて思わず昼寝しちゃうくらい安心する。
でも自分の凄さをひけらかすことはなくて、当たり前のように
「太陽のおかげで、私がいるんだよ」
「日陰があるから、木漏れ日っていう素敵なものができるんだよ」
と、誰にも気を遣わせることなく、誰かの存在を救う。
日向もあれば日陰もあると理解しているから、眩しすぎて手の届かない遠い存在に感じることはなくて、あくまでも近い距離からそっと手を取って一緒に歩いてくれる。
日向が羨ましいなって思うけど、日陰もいいとこあるのかと思わせてくれる。そんな存在。
日向じゃなければ、なんだろうとも考えてみた。
お花屋さんに並ぶ華やかな花たちよりも、道端に急に現れる小さな綺麗な花だと思う。
特別な日に贈られる花束よりも、日常の中でふと目に入り、晴れやかな気持ちにさせてくれる。
たわいもない会話の中で、少しずつ小さく、でも確実に私の心を温かくする言葉をくれる。
自然体という言葉がすごく似合う。周りに気を遣わせない。
私はいつの間にか彼女と絶対仲良くなりたいなと思うようになっていた。
きっかけは思い出せない。
何も感じていなかった心を動かしてくれたような気がする。
私の人生の方向をくるっと変えてしまった人。
こんな生き方していいんだ!私が進みたい方向ってどっちだろう?と教えてもらった人。
周りにいる人への感謝を忘れない素敵な子。
あの子に出会う人生でよかったなぁ。
って重たく感じないでほしいけど、真っ暗な心を照らしてくれた人のうちの1人だから、大袈裟なことを言ってしまうの許してほしいな。
私たちの大切なもの、なくならないように、取りこぼさないように、大事に生きていきたいね。