雪が降ることをしんしんと表現した人、誰ですか?

mincho
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2024年2月5日。都心にも初雪が降りました。

朝から本当に雪降るのかなーと窓をちらちらのぞいておりました。

母親から「雪、気をつけてね」のLINEを確認して、窓から外を眺めてみるとしんしんと雪が降ってきていた。「雪だー!」と思わずテンションが上がる私は、まだ子ども心を持っているのかもしれない。

私は何歳になったら、雪が降ることを鬱陶しく思ってしまうんだろう。

子どもの頃、母は雪が積もって喜ぶ私をみて、大人になるといろいろ大変だから、雪なんて全然嬉しくないんだよ、と言っていた。

雪かきとか手袋洗うのが大変とか車使えないとか、実用的にはたしかに大変なことばかり。子どもの私は理解した。

それでも25歳になった私は、まだ少しワクワクしている。今日は在宅で外に出る用事がないことは、ラッキーなはずだけど、雪を感じたくて、外に出たい気持ちもあるくらい。

ついこの前、大人と子どもの境目について話す時間があった。

それ以来、私は大人と子どもに関する話題に敏感になったし、わりと四六時中考えているかもしれない。

境目なんてなくて、グラデーションなんだという話にもなったし、戻ったり進んだり、状況によって変わったり、すごく定まっていないものなんだなと思った。

ネット記事には、青春とは子どもが大人になるための準備期間と書かれていた。

私は雪にテンション上がる自分を知って、まだ子どもだなと少しホッとした。

いつまで経っても私の中の子どもは、生き続けてくれるのかもしれない。

大人と子どもってなんなんだろう。

私はいつから大人になったんだろう。

そもそも大人になることが悪いことなわけじゃないのに。

子どもでいたいと思ってしまうのは、子どもをやりきれていない人だけなのかな。

ただ責任から逃れたい甘えかな。

なんだかんだ大人になっている自分を、誇らしくも思うけど。

@mincho
渋谷にある共創施設の運営スタッフの傍ら、編集者・ライターのアシスタントを始めました。文章を書くことの楽しさ、言葉を大切にする人の尊さを実感する今日この頃です。