見知らぬ誰かにもらうパワー

mincho
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初めてのリモート。

初めての土日休み。

大学卒業してすぐに働いていた会社では、友達と予定が合う土日休みがあんなにうらやましかったのに。

3年が経った今の私は平日休みがこんなにも恋しい。

人は随分と変わるもんですねえ。

久々にずーんと落ち込んでしまう出来事があり、すぐに誰かに吐き出せない環境のつらさを思い出した。

マイナスな感情を誰かに吐き出すことって、ちょうどそこにいたから。くらいで聞いてもらわないと荷が重い。

昔の私はただただしんどいを自分の内に秘めて、被害者ヅラして、勝手に世の中のみんなを敵に思って、卑屈になっていた。

今の私は、しんどかった頃の私を支えてくれたものに、ちょこちょこと手を出せるようになった。

一回悩むと頭が考えごとでパンパンになり、音楽が頭を通り抜けて聞こえなくなる。

そういうときは、ポッドキャストの「となりの雑談」を聞く。

1日誰とも話さずに過ごすと病みそうになるから、疲れててもスーパーに行く。

それでもダメなら近くの銭湯に行く。

誰かに私の話を聞いてもらえなくても、みんながそれぞれの人生を生きていることを感じられるだけで、がんばろって思える。

どうして見知らぬ誰かが生きていることに、こんなにも救われるんだろう。

生きるのって大変だけど、生きてる人ってパワーを持ってるんだろうなぁ。

今日は大丈夫な日、今日はダメな日、ゆらゆらしてて生きてるって感じとするけど、やっぱ生きるのしんどいときもあるよね。

0.1%ずつでも毎日上がり続ければ、いずれぐんと伸びる日が来るらしい。

そんなことを教えてもらえた日。

@mincho
渋谷にある共創施設の運営スタッフの傍ら、編集者・ライターのアシスタントを始めました。文章を書くことの楽しさ、言葉を大切にする人の尊さを実感する今日この頃です。