ひとりを楽しむ練習

mio
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8月。家族はやれキャンプだ部活だ習い事だ出張だ、とそれぞれ予定が詰まっていて、気づけば私一人で過ごす日が多い。...ことに7月下旬に気づいた。

以来ソワソワしており、「え!?本当に一人でこんなに過ごすの?誰かスケジュール間違ってない?私いらないの!?」と、嬉しいんだか焦るんだか寂しいんだか、という気持ちだった。

よく「ママだって一人の時間がほしい」と雑誌で見るけれど、実は私はそんなことない。

出産後、寝不足かなんかでイライラし、原因不明の不機嫌が収まらなかったとき、お!これが噂のひとり時間渇望のアレか!と堂々と勘違いした。

そうと気づかず、キタ!言ってみたかったやつ!というわけで、「私だって一人の時間がほしい...」と涙目で宣言。いざその日を迎え、勇んで家を出たものの、あれ?楽しくない...となってシュっと家に帰った。それ以来、一人の息抜き時間不要派として生きている。

思えば小さい頃から一人行動は得意じゃなかった。

子ども会のキャンプで、自由に遊んでいいよー!と解き放たれると、何をしていいかわからず、ずっとベンチに座って皆を見ていた。

中学の担任に「高校では弓道部に入りたい」と言ったら「うーん、自分とじっくり向き合うのはあんまり向いてないかもねぇ...」と返ってきた(そんなことない!と入部したけど先生は正しくて、万年補欠でした)。

そして社会人になり、クックパッドの頃に代表から「mioは人の中で踊り続ける人生だと思う。村上春樹のダンス・ダンス・ダンスみたいな感じだな」と言われた。

なんだか大丈夫かいな...と思える私の特徴だけど、幸いにもそれを活かせる人生を送っている。公私共に、毎日誰かのために過ごすことで時間も頭も埋まっていて、ほどよい疲れと共に夜を迎えられている。

のだけど、そんな私が強制的に何日も、ひとり時間を過ごすことになっている。さ〜どうなるか〜〜〜。

@mio_me
戻りーマンで2児の母。髪を明るくしました。生き急ぎがち。札幌に住んでいます。