アニメ『ミギとダリ』を観た。漫画原作は「坂本ですが。」の佐野菜見さんで、彼女の遺作となってしまった作品である。
ヒット作の「坂本ですが。」がかなりテンポ良いギャグ漫画であるのに対して、「ミギとダリ」も同じくギャグのテンポは残しつつも、しっかりとストーリーのある作品となっている。
そして、そのアニメ化。ミギとダリは双子で、園山秘鳥という人物を演じているという設定であるから、声優の演技が非常に要となるのだが、その棲み分けも良い。左脳的なダリと右脳的なミギ。最初はかなり似ている声質で進むが、中盤以降、作品の信仰に合わせて、どんどん二人の声質も異なっていく。
久々に原作もアニメ化もバシッとハマった愛に溢れた作品を見た気がした。