この記事は書こうかどうしようか迷ったけど現状を記すこと、現場を知ってもらうことが誰かの参考になればと記すことにした。
※あくまで個人的な意見であることをご了承ください
あたすが勤めるのは「就労継続支援事業所B型」。
雇用契約は結ばずに「工賃」が払われる事業所だ。
働く…ということには変わりないけど大体時給は200円~300円。
障害の度合いは重い方向け…とはなっているが現状は重い方と軽い方(と思われる)が混合している。
それ故にトラブルも多い。
できるとされている軽い方が重い方をディスったり、嫌がらせをしたり、悪口を言ったり…。
時には胸ぐらを掴んで暴言を吐くトラブルもある。
職員に対しても威圧的にしたり、職員のランク付けをしたり、言うことを聞かないなんて日常茶飯事。
雨が酷い日は家まで送って行ったりもする。
健常者ならどんなに嵐が来ても自分で帰らなきゃいけないけど、障がい者ってだけでこの対応をしなければならない。
あたすは正直、健常者と障がい者の間にいると思っている。
でも実際働いてみて、障がい者は色んな所で優遇されている、甘やかされていると感じることもしばしばある。
障害の度合いによってお手伝いしなければいけないことが違うんだけど、ぶっちゃけ就労継続支援ではなく、生活支援だと思われる人もいる。
あるYouTuberで就労継続支援事業所B型の経営をしている人がいるんだけど、その人が言っていたのは就労継続支援事業所B型には
「就労型」と「居場所型」があるというもの。
あたすがいるところは間違いなく「居場所型」。
障害が重い方が半分以上いる。
だから軽い方にしたらバカにする格好の餌食となる。
軽い方の中には重い方のお世話をしてくれる方もいる。
でも障がい者の認定を受けているのに妙にプライドが高く、人の好き嫌いが激しく、暴言をブツブツ吐いている方がいる。
そのプライドは時に職員にも向けられて、健常者の職員よりも自分が上だと勘違いした態度や言葉を発する。
ある精神保健福祉士が「利用者と職員は対等な立場でお互い常識ある行動をしましょう」と言っている人がいた。
現場で働いている者からしたら「常識が無いから障がい者認定されているんじゃないか?」と疑問を呈してしまう。
常識があったらそれは健常者であり、ましてや就労継続支援事業所B型に来ることなんてない。
健常者では考えられない行動や言葉を発するから障がい者なのである。
あたすが働いててとっても嫌なことがある。
それは「異性の利用者から触られること」だ。
同性の利用者が手をつないできたり、抱きついてきたりするのは大丈夫。
それもコミュニケーションだと思うから。
でも男性の利用者が不意に触ってきたりすることは耐えられない。
数ヶ月しか働いてないけど、いきなり首筋を触られたり、身体に触れてきたりされたことがある。
上司に相談したけど、その人は誰構わずそうするから気にするな…という反応だった。
それでいいの??
あたすはそうは思わない。
ダメなものはダメと教えなくてどうするの?
就労継続支援事業所B型は、A型で就労を目指すために存在するものなのにそんなスタンスでいいんですか?
正直、今いるところは働きにくいです。
就労型と居場所型が混在してしまっているから。
もし就労継続支援事業所で働きたいと思ったら、その事業所は「就労型」なのか「居場所型」なのかしっかり確認してから決められることをおススメしたい。
それによって心構えも違ってくると思います。
令和6年度の報酬改定では事業所にとってかなり厳しい改定となります。
あたすが働いているところも、今後危ないと思います。
社会福祉法人がやっているからといって守られるという改定ではないのです。
政府は障害者も「労働力」としたい意向があり、個々に合った作業内容を障害者個人に与えられるようにすることを目指しています。
「労働力」…あたすがいるところでは皆無といっていいでしょう。
話せるけど何を言っているのかわからない、突発的に勝手に行動する、誰構わず身体に触ってくる、気に入らないと暴言を吐く、職員の車を見つけるとそこで待ち伏せする、職員の家に行ってしまう…
挙げればキリがありません。
あたすは就労継続支援事業所に勤めて色んな経験をさせてもらいました。
でも…そろそろ潮時かと思っています。
数ヶ月ですが…長くいる気にはならないのです。
何が原因というのは一言で言い表せないけど、自分の精神状態が限界に近いことだけはわかる。
こんなに精神的に負担がかかる仕事とは思わなかった。
だから…求人を出しても全く応募が無かったことも納得できます。
色々現状を記してきましたが、
あたすの結論として「自分を大事にしたかったら就労継続支援事業所で働かない方がいい」
ということかな。
紹介してくれた方には申し訳ないけど、
あたすは元々「福祉業界」の人間ではなく「医療業界」の人間。
特に障害福祉の考え方に異を唱え、あたすの考え方には合わなかった。
それだけのこと。