「一人っ子だから何でも買ってもらえるね」
「一人っ子だからわがままに育った」
「一人っ子だから大切にされいるんでしょ」
一人っ子にまつわる色んな事を言われながら育ったあたす。
あたすは何でも買ってもらえなかったし、学校だって好きな所に行かせてもらえなかったし、我慢ばかりさせられて、人を大切にするという愛情がどこか欠落した育てられ方をされた。
いわゆるうちの両親は「毒親」だ。
母親は何でも自分の言いなりにさせようとするし、父親は自分のこと以外は無関心。妻が死にそうでさえ無関心を貫いた。
一人っ子は喜びや辛さを分かち合う、血の繋がった存在がいない。
親とはまた違う兄弟姉妹という存在。
そんな存在が私にもあったなら、少しはマシな人間になっていたのだろうと思う。
母親と対立し、大嫌いなのに大病の看病をし、葬式を出してやった。
まぁそれはもういいんだけど。
父親は自分のことしか考えないから、娘がうつ病でも「そんなの気の持ちようだ」と言って無関心。
それなのに自分に面倒なことがあると娘を頼る。
人間の感情は「物事を無限に許せるココロ」なんて持ち合わせていない。
年月が積み重なるように、その恨みも積み重なり、決して消えることは無い。
そんな人間のココロを知る由もない父親は何でも自分の思う通りになると思っているおめでたいオトコである。
そんな奴の老後の世話をなぜしなければならないのだろう。
あたすは「親だからといって世話をする義務はない」と思っている。
所詮は人間同士。一人の人間として見た時に「助けたい」と思うか「助けたくない、気持ち悪い」と思わせるかは過去の行動、発言によるところではないだろうか。
あたすは「一人っ子でよかった」と思ったことは一度もない。
喜びよりも苦労ばかりが降りかかる。
あたすは生まれたくて生まれてきたわけではない。
もう頼るのはやめてもらいたい。
仕方なくでも生まれてきてしまったあたすにはあたすの人生があり、両親によって幸せになれなかった人生を変えようとしている。
邪魔されたくないし、はっきり言って「ウザッ!キモッ!」
金輪際、関わることはしないだろう。
親の人生より自分の人生を優先にしよう。
親に振り回されるなんて不幸中の不幸である。