このサイズ、天才的では?コンパクトベーカリー パナソニックSD-CB1

MIRO
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公開:2025/10/6

朝、おいしいパンがたべたい。

近所にけっこうおいしいパン屋さんもあるのですが、毎回買いに行くのもさすがに面倒。というわけで、だいたいは買い置きの食パンを食べている私です。

おいしいパン、食べたいっすよね。

とはいえ、朝にパン食するのは我が家ではほぼ私だけ。食パン一斤買ってもなかなかなくならないので、おいしいパンとか言ってる場合じゃないんですよ。

ホームベーカリーもちょこっとだけ気になるけど、でかいし、たかだか(私しか食べない)パンのためだけにキッチンにクソデカ機械を置く余裕はさすがにないし。まあそんな私には割引シールのついた食パンがお似合いってことです。

…などと、思っていたら。

X眺めているときに、こんなポストがプロモーションで流れてきました。

えっなにこれこんなコンパクトなホームベーカリーあるの??気になる。ほしい。

…と思った次の瞬間には、買いに行ってました。たはー、久しぶりの完全・純粋なる衝動買い!!!ザ・衝☆動☆買い!やっちまった!!!!

パナソニックの家電ってさいきんは指定価格で販売しているのでどの店で買ってもお値段変わらないんですよね。なので、安いとことか探すまでもなく近所のノジマにチャリで行ってお持ち帰りです。仕事の合間に昼飯ついでに買ってきちゃいました。

サイズ感はこんなかんじ。幅18.8×奥行28.5×高さ24.3cm。設置面積はA4サイズくらい。コーヒーメーカーの横にちょこんと置ける大きさ。これなら置けるしなんとか許される(誰に?)。

いや、朝のコーヒーとパンがこの上だけで作られるの、よくないですか?

内釜はさらにひとまわり小さくて、「ちっちゃ!」って感じです。でも、でかいパン焼けたとしても食べきれないんですよ。私は毎日焼きたてのパンが食べたいんであって、一度焼いたパンを3日4日かけて食べたいわけではないのです。それだったらスーパーで買ってくる食パンで良い。いままでがそうだったし。

食パンミックスも買いました。強力粉と砂糖と塩と…と、ちゃんとレシピどおりに混ぜて作るのもいいんですが、(繰り返しになりますが)自分は毎日焼きたてのパンが食べたい。毎日繰り返せることが最重要なのであって、それがめんどくさかったらすぐ飽きるに決まっているのです。繰り返すルーチンワークはコストをかけてでも省力化するのが習慣化・継続への鉄則。というわけで、粉と水突っ込めば終わる食パンミックスを素直に採用です。

食パンミックスは一斤用でつくられているので、使うのは毎回半量。なので測って投入する必要があります。

半分測るの、ちょっとめんどくさいかな…と思っていたのですが、

  • 食パンミックスはちょうど半量ずつ使うので、測るのは2回に1回で良い(次の回は残量全部投入するだけ)

  • 測るときは内釜ごとキッチンスケールに載せて規定量になるまで雑に突っ込めばよい。内釜小さいのでダイソーのキッチンスケールで余裕

  • もう一点、ドライイーストは「食パンミックス付属の半量」ではなく1.0gが規定量で、これは付属のスプーンちょうどすりきり一杯量。なので、ドライイーストだけはスプーンで測りやすい容器で別管理しておくと「測る」という意識なく雑に入れられる

という運用で面倒さは気にならないレベルでした。

材料を入れて蓋して、コース設定して、ぽち。なお材料投入はドライイースト→粉→水、の順番を守る必要がある、のだけは注意です。

うおおおおおーーーー!うおーーーーー!

これだけでいいのか!ってくらい簡単に食パンが焼けます。そのための製品だと言われればそうなんですが、やっぱり感動する。うれしい。

そしてやはり焼きたてのパンはおいしい。すてきだ。そしてそしてなんといっても、焼き上がりのサイズが良い。とても良い。

食パン0.5斤ぶんです。6枚切りでいうと3枚、8枚切りで4枚ぶん。メーカーは2人でちょうどよいサイズ、という訴求をしてますが、まさにそれです。私ひとりだともうちょっと小さいほうが有り難いは有り難いですが、それでもサッと食べきれるサイズでパンが出来上がります。そして食べきったら、また次に焼けばいいのです。

パンを焼くのには発酵もふくめてけっこう時間がかかるので(通常3時間、クイックモードで1時間50分)炊飯器のように「あっ足りない!早炊きで炊くからちょっと待ってて!」みたいなことはできません。が、逆に毎日ルーチンで朝食に食べる量が決まっていて、そこにフィットする運用ができるのであれば問題はないわけで。

と、いうわけで。

以降毎朝自家製パンとコーヒーで朝をむかえております。しあわせ…

夜材料をセットして、ぽちっと予約を押しておくだけでこれができるの本当にすてきじゃないですか?

ともあれ

1斤サイズ・2斤サイズと大きくなったり、あれも作れるこれも作れると高機能化に行きがちな家電業界。そんななかこのサイズでシンプル・コンパクトなパン焼き器を商品企画した人、天才なのでは??と思うのでした。いやほんとに。

…ってのは大げさな話でなく。本記事冒頭で紹介したこの商品のプロモーションポストを開いてみると、ぶら下がってるリプライは否定的なコメントばかりです。つまり「ふつう」に「常識的」にこの商品企画に意見を求めると「できないこと」にばかり目が行って企画自体を潰されちゃうのがオチだと思うんですよね。でも、こういう商品、私みたいに刺さる人はぜったいにいる。勇気をもって世に送り出してくれたみなさんに感謝したいです。

おまけ

焼きたてふっかふかの柔らかい食パン。いいかんじのサイズ感なので、そのまま手でちぎって食べるもよしです。が、カットするなら電動ナイフがあるとサクッとスルッと切れるのでおすすめ。ホームベーカリーのレビューを読んでいると、「焼きたてはやわらかくて切りにくいので、冷ましてからカットしましょう」なんて書いてあることがよくあるのですが、朝に焼きたてパンを食べたくてホームベーカリー導入したのに冷ませとは本末転倒。電動ナイフなら、焼きたて直後ホカホカふわふわでも綺麗に切れます。私が使っているのはこれ。

@miro
おもしろいものをつくりたい