
この方の絵本を愛読していたような記憶はないのですが、いつかどこかでなんとなく目に触れていたことがあるような気がします。
「旅の絵本」が有名なのかな?
原画の展示とは別に、大きく引き伸ばされて壁一面に貼られた空間が印象的でした。
天井から布が垂らされていて、インスタレーションとしても美しかったです。



↑ビートルズ発見!
こんな感じでイギリスにまつわる有名人や、物語の登場人物などが絵の中に紛れ込んでいます。
ロビンフッドとかアリスとかニュートンとかピーターラビットとか…それを知らないと絵を見てもわからないんですよね。(わからなくても緻密に描き込まれた絵を鑑賞してるだけで楽しいのですが)
もっとイギリスについての知識があればもっと楽しめたなぁと思いました。

旅の絵本の筆致とはまた全然違う水彩のグラデーション美しい自然風景画があったり、平家物語や三国志など歴史絵巻な絵があったり。
子供向けの絵本もあったり。なんでも大きなものを好む王様の話おもしろかった!
表現方法が多彩な才能あふれる方だなあと感じました。
幼い頃に自然豊かな土地で生まれ育ち、空想大好きだった少年のようです。
少年の心のまま大人になって、それを作品に表してきたのだろうと思います。

↑お皿の穴の部分に顔を出して撮影できるスポット。
彼岸花の絵の横に設置してあったコメントが、ぐっと心に迫ってきました。
太平洋戦争のことです。
戦地に駆り出され、まさに生きるか死ぬかの極限地獄を味わった安野氏。
戦争終結後に帰国して故郷に戻り、野に咲く彼岸花を目にした時にようやく「人間に戻った」感覚があったそうです。
作品展を後にしてからもずっとこの言葉が頭に残っています。
■生誕100周年記念 安野光雅展
2026年3月4日(水)ー 5月10日(日)
PLAY! MUSEUM(GREEN SPRINGS内)
JR立川駅北口・多摩モノレール立川北駅(国営昭和記念公園方面)より徒歩約10分