私はまだ適切なお薬の種類と量が定まっていないので比較的短期間で通院する必要があるのだが今とても病院に行きたくない。
短期間だから全然状態が改善していので毎回同じように「良くなってないです」という話だけをする。
良くなるためにこれこれをした方がいいと話してもらったのにお家に帰るとすぐに横になって増えたお薬を飲んでいると、私は改善する意思がないのだろうかと、とても暗い気分になってしまう。
「薬で治そうと思ったらとんでもない量になりますよ」と言われてお薬で治るならそれでもいいと思ったのだが、その分の副作用とお金を考えるとちゃんと外出たりしないといけない。それは分かっているのだけれど結局帰ったら横になるしかない。
通院することで「改善していない私」を自覚して不安な気持ちとお薬の量が増えていくばかりだ。
だから病院に行きたくないと思ってしまう。
病院には行きたくないんだけどお薬はもらいたいので行かないといけない。
苦肉の策で病院行きたくないからといって少し調子がいい時にお薬飲まないという選択肢を取ってしまいそうになる。それはなんとか避け続けている。えらい。
だけど正直お薬が効いているのか実感はあまりない。
黒から白へと一気に変化するものではないのかもしれないけれど、自分自身の状況の変化を理解する能力が欠けていると、適切に処方されたお薬飲んだとしてもそれで改善しているかどうか実感することができない。
お薬飲んでも不安が治らないどころか強くなるときは、その状況に対して不安な気持ちにもなるのでとても苦しい。
恐らくお薬が効いているであろう時間帯には特に感謝もせず、苦しさを強く感じてからお薬効いてないじゃん、と思い始めるからたぶんお薬側からしたら努力を分かってもらえなくてやってられないと感じてそう。とても申し訳ない。
不安を抑えるお薬の副作用に「不安」と書いてあったから、もしかしたら私のお薬は頑張ってくれてるけど副作用に相殺されているのかもしれない。
そもそも私が飲んでいるお薬は病状を元から治すものではなくていつか治るまでのその場しのぎにすぎない。
意欲と気分低下を改善するためにお薬を飲んでいて、でもその量を増やしすぎないように外出などする必要があるらしいけれど外出するには意欲と気分低下が足枷になっている。
その場しのぎのお薬がなくなってからが本当の勝負。「お薬もらいたいけど病院行きたくない」だったのに、お薬もらうために病院行きたいけどその気力と体力がない状態になる。その場しのぎができるうちにその場をしのいでいこうね。
おわり