昨年の10月頃から、現代詩手帖の新人作品コーナーに、書いた詩を投稿していたのだが、その時はとりあえず一年続けてみよう、という意気込みだった。
脱線気味になるのだが、現代詩手帖では、出した月(10月とする)の、翌々月(つまり12月号)に、自分の作品が掲載されているかどうか実際に誌面を見て調べることができる。自分で確認するほかはない。しかし残念なことに、毎月発刊されている現代詩手帖の12月号だけはイレギュラーというか例外で、この月は新人作品紹介がないのだ。翌月の一月号に、まとめて選ばれるということになっている。つまり、10月の投稿作品と11月の投稿作品がまとめて選ばれ掲載されるのだ。掲載されるのは変わらず10作品のみであるから、倍率が通常のさらに二倍になるわけだ。
僕は10月、そして11月と、全部で5つの詩を送った。自信がある作品だった。それらがすべてだめ(だめというのはあまり良くない表現だが)だったと知って、やはりショックだった。不運もあったとは思う。せめて9月からチャレンジしていれば……
気を取り直して十二月、一月、二月とあわせて五か月、投稿を頑張ってみたが、最後の二か月分の投稿はどうなったかいまだに確認すらできていない。現代詩手帖は1500円くらいするので、初めの方は毎月買って家で確認していたのだが、載るかどうか非常に怪しい雑誌を果たして買い続けるのもどうかと思い始めたのだ。調べたら、市の図書館にはちゃんと毎月現代詩手帖も用意されているみたいなので、なかなか遠くて行けないものの、今度行ったときにまとめてチェックしてみようとは思っている。勿論ダメもとで苦笑
まぁしかし、ハッキリ言うと、やはり自分の不甲斐なさと、自信のあった作品が掲載されなかったことで、いまいちど詩を書くことの意味、投稿することの是非、などなどを考え込んでしまうきっかけになった。自信喪失。疑心暗鬼。それが、詩を書くことを躊躇わせることにもなってしまった。永い冬だった。
三月は詩を一つも書けず、出せなかった。四月初めも書いたといえば書いたのが一つあったが、到底投稿に挑戦できる類のものではなく、なんとなく自分の心の整理のために書いた散文であった。
一年継続して投稿の目標は叶わなかった。
しかし、まだ意気込みはある。今、永い冬が終わって挫折からようやく立ち直ろうとしているんだと思う笑 冬の間、中々書けずにいたものをとりあえずひとつふたつ完成させてみると、靄がかかっていた頭が晴れた、スッキリしたような気分になった。やっぱり書くのって楽しい!
投稿は来月からになる、ゆえに誌面では七月号対象分からになるが、また始めてみようと思う。たぶん、一度挫折した方がよかったんだ。投稿するために書いていた、みたいな、鼻息荒い余計な雑念があった気もする。どうすれば力強いものが書けるのか、とか。ウケ狙いを考えてしまうというか。
昨日できたものは、書いたり修正したりするのが、とっても楽しかった。創作は楽しいんだ。そして面白いんだ。挫折から完全に立ち直ったかどうかはまだ分からないけど、詩、いまいちどがんばります。