2026/07/05(日)
休日。起きたら11時だった。きのう、夜中までティアキンをプレイしていたせいだろう。
秘密のノートにやることを箇条書きして、それを一つずつやった。ラインの返信を何件か、DMの返信、この日記を書いてしずかなインターネットの更新もした。しずかなインターネットで日記を連載しても、しずかなインターネットなので反応が薄い。誰か読んでいるのだろうか、という気持ちになる。残りは健康診断の問診票を書くことと、文フリの予約の二つだったが、かなりがんばってずっと座ったままいろいろやったので、残りはまた今度にすることにした。
そういうわけでゼルダの伝説ティアーズオブザキングダムをプレイした。ゼルダの伝説の自然描写が好きだ。寒い地方に来る。吹雪のなかを歩き続ける。自分のペンネーム、雪彦をおもいだす。雪というものは、こういう雪国のひとにとっては鬱陶しいものだとおもう。自分のペンネームを後悔しながら吹雪のなかを歩いた。
そういえば、詩人の松下育男の詩の通信講座に送った詩の感想が返ってきた。毎回、微妙な感想が届く。それを読むと、いつも、自分には才能がないのだな、という気分になる。一週間くらいはそれをずっと引きずる。もうやめた方がいいのだろうか。合ってないのかもしれない。
2026/07/06(月)
休日。四連休最終日。いつも行く街に『急に具合が悪くなる』という映画を見に行く。三時間あるらしいので、あまり水分を摂らないことを意識した。
映画館でチケットを買って、映画の時間の前に日高屋でごはんを食べた。その日高屋はいまにも潰れそうな雰囲気が漂っていて、しょぼくれた音楽がかかっていて、店員は頭の禿げたおじいさんひとりしかいなかった。そのおじいさんが足を引きずるように歩く足音が店のなかを行ったり来たりした。ぼくは黒酢しょうゆ冷やし麺と半チャーハンのセットを頼んだが、レンゲがついてなかったので、そのおじいさんを呼んで、持って来させた。その日高屋にいる人間はみんな、ほんとうはこんな日高屋にいたくはない、とおもっているように見えた。その気持ちはよくわかる。会計のときもベルを鳴らしてもなかなか来なかった。人手不足をかんじる。これでは熱烈中華食堂とは言えない。日高屋を出て、街を歩いていても、すれ違う人びとがあまり元気がないように見えた。いろんなものが灰色に見えた。
書店に入って時間を潰した。なにも買わなかった。時間になったので『急に具合が悪くなる』を見た。期待ほどおもしろくはなかったとおもう。でも、泣いたし、三時間、退屈したわけではなかった。新しいメガネはあまり見えない。眼を大事にしたい、といういまさらな気持ちになる。
映画の後はスシローに来た。寿司がおいしくかんじられない。スシローに来て、こんなに寿司をまずくかんじることは珍しい。カウンターに座りたくなかったので、ひとりで四人掛けの席に座る。後ろの席には若い男の子の集団がいる。嫌いなかんじの若者たちだ。似たような髪型の、似たような男の子の集団だ。斜め前の席には太った男がひとりで座っていて、彼も四人掛けの席をひとりでつかっている。カウンターに座るには太りすぎている。ひとのことは言えない。寿司はほどほどにしてラーメンを頼んでしめた。
2026/07/07(火)
朝、起きることができなかった。起きたら11時だった。行こうかともおもったが、寝坊して遅刻すると同僚になにか言われるかもしれなくて、それが嫌だった。ほんとうは同僚になにを言われても我慢して行くのが正解だろう。でも、それができなかった。体調が悪いということにして欠勤した。
午後はティアキンをやり、それからコメダ珈琲店に行った。コメダ珈琲店に行くついでにドラッグストアに寄り、日焼け止めやなんかを買った。支援者さんに電話したら、まあ、そういうこともあるよね、寝坊や欠勤が続かなければいいよ、みたいなことを言われた。やさしい。でも、職場のひとはたぶん、そんなにやさしくはない。
ここ数日、Sちゃんとラインでやり取りをしている。短歌のことや、詩のことを話している。短歌のテクスチャーとはなにか、みたいな話をした。
スーパーに寄って、帰宅して、お風呂に入り、簡単に自炊する。あしたはちゃんと行けますように。
2026/07/08(水)
朝、いつもより早起きして、その時間でティアキンをプレイした。このぼくが早起きするなんてよほどハマっているのだろう。相変わらず吹雪のなかを彷徨っている。ゼルダの伝説は謎が解けないと、何日も同じようなところで彷徨い続けることになることがある。でも、そういうのも嫌いではない。シロツメ新聞社とリトの村を探している。見つからない。
それからバイトに行った。寝坊して遅刻したときより、調子が悪くて欠勤した方が人びとはやさしい。それはそうだとおもうけれど、このままでは寝坊した日にそれを正直に言うことができなくなりそうだ。同僚も寝坊して遅刻したひとには小言を言っても、具合が悪くて欠勤したひとには流石に言わない。
夜もティアキンをやりたかったし、もうすこしでやってしまうところだったけれど我慢した。次の日が休日の日ならいいとおもう。代わりに詩を一つ書いて、『白痴』の続きを読んだ。結局、ムイシュキン公爵はアグラーヤが好きだけれど、そのことを自分に言う勇気がないのだ。
2026/07/09(木)
朝、早起きしてティアキンをプレイした。それからバイトに行った。きょうは同僚のいない日なので精神的に楽だった。
最近、職場の人間関係で困っているのは、①やたらと嫌ってくるパートのおばさん、②同僚が嫌いになってきたこと、の二つがある。いままでカウンセリングではこのことは話していない。月に一回、三十分のカウンセリングで、どうでもいいことを話したくないからだ。でも、ストレスになっていることはたしかだった。
きょうは帰りの満員電車が地獄だった。いつもはドア付近を離れて座席の通路のほうに入ればわりと大丈夫なのに、きょうは違った。つらかった。
七月の空の表情について詩を書きたい。
あしたは健康診断だ。ここ二日、検便のために便を採取した。冷蔵庫に入っている。
2026/07/10(金)
健康診断。今年はいつもの病院と違った病院に行くことにした。梅雨はまだ明けていないらしいのに、よく晴れていて暑い。すれ違うひとも暑さに参っているという表情をしている。
今回の病院は以前の病院より全体的に看護師の手際が悪いような気がする。いろんな部分で説明不足だったり、指示に曖昧な部分があり、わかりにくいとかんじた。新しいメガネをかけていたのに、視力検査ではあまり見えていないことがわかった。近眼がまた進んだのか、乱視が強くなってきたのか。眼を大事にしたい、とあらためておもう。
帰りにがんばった自分へのご褒美にスシローに寄った。週に二回もスシローに来てしまった。自分に甘いとおもう。でも、今回のスシローの寿司は普通においしいとおもった。前回のスシローとは別の店舗だからだろうか。十皿食べて、千六百円くらいだった。意外な安さに驚く。
2026/07/11(土)
久しぶりに実家に帰る。きょうはあんまり喋らないようにしようとおもっていたが、ぜんぜん喋ってしまう。母とぼくがいっしょになると、喋らないということがない。しかも、つまらないことばかり話すのだった。晩ごはんはぼくのリクエスト通り、ホッケだった。ひとり暮らしだとあまり魚を食べる機会がないから。それにしても、久しぶりに母に料理してもらうのに、ホッケを頼むのは渋いのかもしれない。テレビではブラタモリがやっていた。
帰ろうとおもって、実家を出て、バス停に立っていたら、向こうから自転車が来て、目の前に止まったのでチラッと見たら知らないおばさんだったので、眼を逸らしたら、「お母さんだよ」と言われたので、もう一回見たらお母さんだった。石鹸を持ってきてくれたのだ。石鹸をくれると言っていたのに、忘れていたからわざわざ追いかけて来てくれた。「よかったのに。ありがとう」と言って石鹸を受け取ったが、一瞬、お母さんを知らないひとだとおもってしまったのに驚いた。それはバス停が暗く、水銀灯に照らされて、お母さんが老けて見えたからだという気がする。こういうことに重い意味を見出すこともできるかもしれないが、あんまり深刻に捉えないことしにした。それにしても、お母さんはぼくを甘やかしすぎるというか、愛情の示し方が重いような気がする。
家に帰ってゼルダの伝説の続きをやる。ボス戦。空を飛ぶ巨大なムカデを倒す。パラセールでの空中戦。スリルのある戦いに満足した。