ベースライン(ミヒャエル)のツヴィ金のアフターストーリー的な本。
と言ってしまえば簡単ではあるのですが、ミヒャエルとしての側面やベースラインとしての側面をすごくすごく丁寧に描かれた本です。
ミヒャエルの年相応以上の落ち着いた所もあって、でもやっぱり年相応な部分もあったり、そうした部分の後ろにはいつもグリムマハトへの信頼や想いがあったからこそなのかなとは思うんですよね。気高い誇りや厚い信頼はやっぱり狼の血を引いてるミヒャだからこそ。
色んなオペレーターとの関わりを描いたりしているのもすごくロドスという存在を感じるけれど、やっぱり双塔や女帝への想いが残ってて。
大陸の方ではミヒャの秘録が実装されたので、何かしらの関わりが描かれる可能性もありますが、同人誌だからこその熱量を感じられるこの本はとてもとても素敵で良いものでした。
沢山沢山読み込んで、資料も探したり、ミヒャエルやベースラインという存在にとても真摯に向き合って作られたのかなとも思います。
そして、お話の良さももちろんですが、作画コストの高い楽器や丁寧に描かれた表情もすごくすごく見どころで……
あと個人的に欠かせないのは「感情」という名のあとがき的ペーパーです。
熱量しかないあの文章、読んでいて胸が熱くなります。
私も関係性萌えタイプなので関係性で殴られると死ぬので本当に本当にみさごさんのグリミヒャに出会えてよかった……
この本を手に入れられて本当によかった……読めて良かった……
みさごさん、本当にありがとうございます!!!!
最後に。タイトルになってる「sostenuto」を調べて死んだ。
これは、ミヒャでしかない……(遺言)