ねえ!コナンくんのハロウィンの花嫁面白かったよ!って伝えるために書く。LINEを封印中なので独り言を話すしかないのだ。
コナン世界の警察の人にスポットライト当たってるのよかった。公安ネタ擦りすぎだろとも思った。フィクションの中の公安がどんどん肥大化していく。でも仕方ない。安室さんがいるのだから。安室さん、銃撃って飛んでヘリコプターに飛び乗ってヒーローだった。もっとやってくださいお願いします。わかりやすくヒーローみたいな創作の男に弱いわたし…。ミステリーものだから話の内容はここまでにする。
映画を見終わったら子どもの頃の幸福な思い出が蘇ってきた。正直わたしは幼少期あまりいい思い出がない。解離していたせいか記憶も朧げだ。でも子どもたちだけで映画を見る時だけは幸せだった。
父と母が夜飲みに出かけることがたまにあった。そんな時にきょうだいたちとお留守番していた。その日だけは、TSUTAYAで映画を借りて、デパートの詰め放題の外国のお菓子を買ってもらえた。部屋を真っ暗にして子どもたちでソファに座って食い入るように見てた。世界に自分たちだけしかいないような気がしてワクワクした。映画の余韻が終わらないうちに2本目を見た。こんな楽しくていいのかな。この時間は終わらないでとなんだか涙が出そうだった。毎晩のように面前DVがあった。夜間連れ回されたりもした。暴力を止めに入って吹っ飛ばされたこともあった。夜は自分の輪郭が守られない場所だった。
でもどうして。
あの暗闇に輪郭が溶けていく感覚は狂おしいほどに幸福なのだろう。宇宙飛行士の映画鑑賞だと思って見てた。星型のラムネとか買ってもらったりしてさ。夜だけどお菓子も食べていいんだ。だってわたしはここの王様なのだもの。
名探偵コナンやジブリ作品、ディズニー、クレヨンしんちゃんの映画をよく見たなあ。今はサブスクで見れるものもあるけれど、レンタルビデオ屋さんに行ってビデオを手に取った時金の延べ棒みたくずっしりキラキラしてたように感じた。
あの頃みたいに、世界中に散らばったプリズム色に光る宝物をみつけられたらいいなと思った。
ハロウィンの花嫁、また明日も観ます。