どうぞよしなに

mimimi
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新しい現場に行ってからずいぶん経つが、職員の殆どが季節のイベントを大切にする傾向がある。ついでに沢山の方がプレゼントをくださる。中々豪華だし「プレゼント選びを楽しんだ」あとが感じられるくらい、凝った内容でびっくりする。私はといえば、イベント関係なく働く現場ばかり経験しているだけにプレゼントをいただいてから「やばい!」と菓子折りを差し入れたりしている。大体がヨックモックなんだけど。(ヨックモックって本当に551の肉まんとか、崎陽軒のシウマイ並に嫌われない逸品)

こういった風習はやめましょう、という時代に入ったと思っていたが、全然そんなことない場所か…と最初は驚いた。しかしながら頂いたお菓子はもちろん美味しいし、こんなお菓子あったんだー。とちょっと楽しんでいる自分がいる。気を遣うのは遣うが、派遣社員と言う立場が少し負担を減らしてくれて居るのだと思う。ずるいなと思うが社員だったら本当大変だったろうなと想像する。しかし逆に派遣社員の身分にもこうやってプレゼントを用意してくださる職場は本当に優しくて温かい。ヨックモックも本当に喜んでくれてて、本当嬉しくなった。久しぶりに贈り物をしたのはコロナ以来、そんな風習おかえりなさい!という感覚もある。

さて。バレンタインがやってくる。いつも「ヨックモック」で誤魔化して来た自分だけど、流石に今回は用意する事を頭に入れて居た。チョコレート買うぞと。

渋谷から青山学院に向かう坂にある「ルルメリー」。メリーチョコレートのお店だが缶や包装がとてもかわいいのでお気に入りである。今日はいつものメンバーへ。あと少しでお別れの人もいるから余計に奮発してしまった…。自分用にも購入。ラベンダーの香りのチョコレートだと言うのでついつい好奇心と煌びやかなショーケースから出された試食にうっとりしてしまった。メリーチョコレートのいいところって、日本の甘いチョコレートなところと(海外ってカカオみが強い…それも好きだけど)価格だったりする。高いと本当に気を遣われてしまうし、マウントお化けが出てくる。だからメリーとかモロゾフとかヨックモックは優秀なのだ。ラベンダーを入れる箱には3粒入れた方が良いというアドバイスもあって、いちごにキャラメル味もプラス。散財。

渋谷の駅から自宅に向かって居る途中、入院中の母から「チョコレートが食べたい」と電話があり、そのチョコレートが早速プレゼントに変わる。ため息をつきながらまた買うか。とまた青山に出かける口実を作ったりなどした。そんな有給休暇の1日である。どうぞよしなに、とプレゼントをまた買う週末を楽しみたい。

(追記)私の職場は女だけなのと、60代ばかりなので、昭和なんだと思います。

@miyano
都内に住む会社員。日々起こった出来事を書き連ねてみることにしました