無職経験者同士で無職時代の過ごし方について話す機会があった
ちなみにここで言う無職の定義としてはFIREや被扶養者、ファッション無職(転職先が決まった状態で離職して次に入社するまでの期間に「今日から無職です!」とのたまう行為)を除く純然たる無職のことを指す
つまり、資産や収入もなくこの先の人生についての確たるあても全くない期間を過ごしたことがあるかどうか?
これは程度の差もあるし、どのくらいの割合の人が体験しているものなのか分からない
自分の場合は1年以上の無職期間が2回ほどあり、だいぶあてもなく過ごしてしまった
無職自体はやはりネガティブなものだし、それを公に語ることはきっとしんどい気がする
けど経験者同士であれば、風呂なしアパートの貧しい生活や、食費月1万以内に抑える生活の切り詰め方、想像以上に速く過ぎ去っていく時間、毎月みるみる貯金が減っていくひりつき具合など共感できることも多く話が弾むなあと思った
(これは元無職者だから楽しく話せるのであって現役無職者ではつらいかもしれない)
ソフトウェアエンジニア界隈ではよく特定の技術について意見交流する勉強会やカンファレンスが頻繁に開催されている。それは技術というものがオープンな取り組みで発展していることや人材流動性の高い業界ならではという感じはする
そこにおいて無職というものは基本的には公にしたくない秘匿されたもので謎めいている。しかし人それぞれに知見や人生観というものが培われていると思うし、通常働いていては見えないものがある
そうした無職ならではのポジティブな面に着目して人に活かせる反省やアドバイスなどを発表する場、無職カンファレンスがあっても良いんじゃないかなと思った
(ただこれちょっと塩梅が難しくていわゆる就業支援やカウンセリングという取り組みではない。ネタがある人が自主的に発表したいからするだけという場のイメージ)