最近twitter使ってないねと言われたけど、先月くらいから思うところがあって開かないようにしていた
SNSで情報を得ることよりも失うもの(時間や余計な情報など)のほうがかなり多くなってきたので、いい加減もう潮時なんじゃないかという気がした
以前にXをやめたという記事を読んでやめちゃうのか~という残念さを感じた一方で、このことがどこかずっと心に残っていた。改めて見ると共感できることしかないし、それもあってやめてもいいんだなと思えた
2007年から使っているからもう17年。さまざまに移り変わるネット環境の中では異様な長期間だし、それゆえに生活として当たり前になっていた
けど情報収集ツールとしてはAPIやTweetDeckが死んでしまったことが大きいし、インプレゾンビがはびこっててひたすら不快な気持ちにさせられる。これまでと同じように使っているつもりがもはやだいぶ別物に変質してるんじゃないかという気はする
SNSの前はブログをRSSリーダーで読んでいたし、TweetDeckでは読みたいトピックだけ読んでいた
そして今はおすすめフィードを読んでいる(読まなきゃいいのだが…)
この両者の違いは大きく、前者は自分から能動的に取得するpull型情報で、後者は受動的なpush型情報になる
しかしなんとなく錯誤していたことがある
それはスマホの操作は手前に引っ張ることで更新されるpull型操作だから、自分で能動的に探索するpull型情報だと勘違いしていたことだ
いや、そこなのか? とは思うけど、まあいずれにしても自分で能動的に情報を探しているつもりが、その実態は受け身のpush型情報を何度も浴びていただけにすぎないと思い至った
その中に偶然欲しかった情報が含まれる場合もあるので確かに情報が得られると思ってしまう。けどそれはかなり出目の悪いギャンブルだし射幸性の毒もあるなと思う
要は普通の情報収集に比べるとめちゃくちゃコスパが悪い。あとイーロン・マスクの肥やしになりたくない
webエンジニア界隈の話題もだいぶ同じパターンを繰り返すのに飽きてきたのもある
だいたい新人や逆張りのヘンテコ技術記事がベテランに見つかると色んな人が取り上げてあーだこーだと自分のお気持ち表明をするのが恒例になっている(取り上げた人が間違っていることも多く、さらにお気持ちが多層的になっていく)
自分もそういう記事を読むとお気持ちが込み上げて積極的に乗っかりがちだったけど、やっぱそれもどうでもいいんじゃないだろうか
お気持ち表明をやめる以前にそもそも見ないほうがいい
SNSを見る代わりに、改めて良いなと思ったのは各種の専門的な記事サイトだ
たとえばなんとなく小売業界の情報サイトを読んだりしてるけど、身近なスーパーマーケットの売り場構成や商品トレンドとかが記事になっていて全然関わりのない業界だけど興味を持って面白く読んでる
新聞系のサイトも全然見てなかったけど、SNSで切り取られる一部の感情的なニュースに比べたらだいぶフラットに世の中のトピックを紹介してるんじゃないだろうか。課金したらもっと変わる気もする
(余談だけど、新聞系のサイトの広告は悪質なものが多いのでサイト設定でJavaScriptごとoffにしてる。だいたいJS無しでも動くようにできてるのでまともになる)
とはいえ、やはり生の最新の情報が流れるのはSNSであるのでそこを追わないのはどうなの? みたいなところはある。けどまあそれはしばらく過ごしてみないと分からない。なんとかなる気はする
やめたいのは見ることなので、なんか発信したい情報があれば書くことはあるかもしれない。ROM専の逆のカキコ専になりたい