自分がインターネットに触れて最初に見たページは現在アニメ映画監督をしている高橋敦史さんのサイトだったなと思う。まだgoogleも無かった時代
彼は当時とある大手ミュージシャンのファンサイトをやっていて、そこから個人ページへのリンクがあったのでなんか興味を惹かれてよく見ていた(当時はサブドメインではなくサブディレクトリでテーマ別に運用することが多く、上位パスに個人ページがあったような気がする)
そこでは個人的な日記のようなものがあって、おそらくは近しい仲間内で読まれるようなものだと思うけど、でもオープンに公開されていた
なんか印象に残っているのは、ドラえもんという作品を現代の時代に改めて作るならどうするか?という話がされていた(水田ドラは2005年なのでまだ存在しない)
で、現代だとのび太のようなキャラクターのほうがこずる賢くていじめっ子であり、ジャイアンのような太っちょキャラのほうがいじめられるはずというようなことを語ってて、ああそこから考えるんだって思った覚えがある(今ツイッターでそういう話をしたら危ういが)
高橋さんはその後ジブリに入りマッドハウスを経て、後に監督として「映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」を手掛けた
直接は全然知らない人だけどあのサイトを読んでから20年経って実際にドラえもんを作ったんだなあって思った
しずかなインターネットって書く側としても読む側としても、ああいう誰に宛てるでもない個人サイトの感じを思い出す