M・W・クレイヴン「ストーンサークルの殺人」を読んだ

miyaoka
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  • イギリス北西部、カンブリア州が舞台のミステリ小説

  • ストーンサークルといえばイギリス南部のストーンヘンジが有名だけど、ストーンサークル自体は大小含めるとイギリスに1000箇所以上あるらしく、特にカンブリア州には500以上あると作中で言われていた。日本の古墳のようなものかもしれない

  • で、拷問された上で焼き殺された遺体がそうしたストーンサークルで見つかっていくという猟奇的な連続殺人事件が起きるところから物語が始まる


  • 事件を捜査する主人公はNCA(国家犯罪対策庁。イギリス版FBI)の警官であるワシントン・ポー。型破りで独断専行の捜査を行う組織の鼻つまみ物といういかにもなキャラクター

  • これに対して助手を務めるのが組織で最高の分析官、ティリー・ブラッドショー。IQ200で飛び級で人付き合いが苦手なナード女子、というそんな漫画みたいなキャラ出していいんだ???って思ってしまうくらい強烈なキャラ

  • そんな人付き合いに難がありすぎるこの二人自体がハラハラするし、それが捜査を通して徐々に互いへの理解を深め、協力関係を築いていくバディ感がめちゃくちゃいい!!!!!!! 良すぎる

  • 大変なことになっても、ティリー!なんとかしてくれー!!って気持ちになる。ティリえもん感がある

  • このワシントン・ポーのシリーズは既刊4巻。まだこの先も続くんだと思うと楽しみでしょうがない


  • 検索するとサジェストで「映画化」「ドラマ化」とか出てくるけど、実際はされてないらしい。実写でも見てみたい