江戸時代を舞台にした時代小説
読んだ、というか読んでる。全17巻もあるらしいので。今2巻まで読んだところ
特に時代劇を見ることが無いのと同様に時代小説を読むことも無かったのでなんか読んでみたいなと思った
ちょくちょく文中に「〇〇というのは当時〇〇で、〇〇によって〇〇された〇〇が重要な役割を果たしていたのである」といった解説ナレーションが入るので初心者的にとっつきやすい感じはする
徳川4代将軍家綱の後継者を巡る話なので時代は1680年頃。戦国時代に活躍した著名人たちの曾孫世代なので、ちょくちょく昔の話が出てきてフリーレンっぽさがある。「家康ならそうした」
史実では当然15代全員が徳川家だけど、この作品では跡取りの居ない家綱の次期将軍に外様大名の前田家が候補に挙げられるという設定になっていて、そのために賛成派と反対派と中立に分かれてさまざまな勢力の思惑や陰謀がぶつかり合う
1巻を読んでたら全然途中で話が終わってしまったのでそんなことある?って思ったら最初の2巻はセットになってて連続刊行されたらしい
留守居役というタイトルも全然そのへんが本筋に絡んでこないなと思ったら2巻の終わりになってようやくとなったので、この最初の2巻がプロローグなんだなと思った
江戸時代よく知らないのでいろんな豆知識的な話が興味深い
主人公は剣術もできるし頭が良い。なんとなく島耕作みたいに、仕事が出来て有力者の娘に見初められ、複雑な組織勢力の中でバランスを取って生き残るという立場は時代を問わずサラリーマン受けする構図だよなーと思う