オモコロの二軍グループの「ふっくらすずめクラブ」がエイプリルフールのタイミングでチャンネル名を変更してそれが不気味なほど面白くなかったから「なるほど流行りのモキュメンタリーを仕掛けてきたか!」と期待していたところ全然そんなことなくマジ滑りだったので結局炎上にまで至ってしまったという事件があった
炎上に至ったのは一軍に比べてもともと面白くないという雰囲気や一軍とは違う雰囲気で好んでいるファンもいるところにマジなのかどうなのかよくわからない発表がされたことで、いろんな人の感情が逆撫でられて火の手が上がったという感じだった
自分もすごいモヤモヤしてて、モキュメンタリーなら面白そうだな~と期待してたのにそうじゃなかったから単につまらないを通り越して憤りまで感じてしまった
まあ、世間のもっとシリアスな話題に比べたら本当~~~っにどうでもいい~~~~~~~~って話なんだけど…
ただ、身内が炎上していることに対してネット仕草としてはスルーするのが定石なのに、一軍メンバーが敢えて正面から話題を取り上げて話してたのが良かった
これを聞いててハッとさせられたのが「別につまらないことは倫理的に悪いことをして犯罪を犯してるわけじゃないのに、ここまで散々な目に合ってるのは逆に面白い」というところだった
たしかに。みんなそういう心持ちであればネットの炎上の5割くらいは出火しないんじゃないかという気がした
でも逆に言うと各自にとってのつまらなさって燃える原動力だよなーって思う
あと今回やることを永田さんは事前に認知していて、そんなにおもしろくないなと思ってたのに止めなかったというのも良かった
なぜならこうした失敗が得がたい経験になるから。古参メンバーが口出しして事前に軌道修正してしまうよりも、もっと未来に向かってスイングして三振していったほうがいい、というのも大事だなーと思う
だいたい年取ると若い人のノリが全然面白くなくなるものだけどそれは客観的には若く新しい世代のほうが常に正しいし、おもしろくないと咎めるほうがいずれ泣きを見る。時代は流れる。おもしろくなさの表明をするほうがよっぽどやばい
このあいだ92歳の作家先生が僕ヤバ見て戦中の自分に重ね合わせて真っ向から向き合ってるのすごすぎると思った
あとバス江もアニメ版が挑戦していることはだいぶ好感を持って見ていただけに、あれやこれやでこき下ろされてるのはしょんもりするところだった
とはいえこれがチェンソーマンだと原作が好きすぎたゆえに、座組から盛り上げまくったアニメ版は期待と全然合わなくてつまんなすぎるという気持ちになった
結局つまんないと思うこともあるし、つまんなくないと思うこともある。とにかく犯罪ではないという気持ちを持ちたい