audibleで聴いた
朗読は基本一人で行われるけど、本作は「関智一, 安元洋貴, 野島健児, 三石琴乃, 小西克幸, 小林千晃」と多人数で豪華な顔ぶれなのでどうなってるんだ??って思ったら各章で語り手が変わっていく藪の中みたいな構成だった
芝居の演目的な調子の良い語り口で、そのうちに内容がだんだんとミステリであることが分かってくる
映画で言ったら「The Sting」っぽいなーって思った
だけど、中盤くらいで仕掛けを(わりと意図的に?)明らかにしてしまうので終盤での種明かしのカタルシスは薄いというか、きっとそう思わせておいて最後にもう一捻りひっくり返す仕掛けを期待していたらそういう話では無かった(そうされても困るが??)。素直な話
まあ~でも面白かったです。全編語り口調なので朗読に合ってる